portion
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は15冊に掲載されています。
1コアイメージ
portionのコアイメージは「ある全体から意図的に区切られ、誰かに割り当てられた一取り分」です。ただ漠然とした「部分」ではなく、全体をいくつかに分けたうちの一つ、という感覚が常に根底にあります。食事の「一人前」として使われるとき、財産・土地が「相続分」として使われるとき、人生における「運命・宿命」として使われるとき——いずれも「全体のパイを誰かのために切り分けた結果」というイメージが貫いています。分配・割り当てという行為を経て生まれる「自分の取り分」こそがportionの本質です。
2意味一覧
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名詞
(全体の中の)一部、部分
全体から切り取られた一区画というコアイメージがそのまま「一部・部分」に対応する。単なるpartよりも「全体との対比」が強調される。 -
名詞
(食事の)一人前、一盛り
レストランや家庭で料理全体から「一人に割り当てられた量」というイメージで、「一人前・一盛り」を意味する。この用法は受験でも頻出。 -
名詞
分け前、相続分、(財産・土地の)持ち分
財産や土地という全体を複数人で分けたうちの「自分の取り分」がportionであり、相続・遺産分配の文脈でよく使われる。 -
名詞
(人に与えられた)運命、宿命
「人生という全体から自分に割り当てられたもの」という発想が転じて、運命・宿命の意味になる。文学的・古風な用法だが、大学受験の長文でも登場する。 -
動詞
〜を分け与える、配分する
全体を切り分けて割り当てるという動作そのものを動詞化したもの。「portion out」の形でも使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
portionとpartは「部分」と訳せるが、portionは「全体から切り分けられ割り当てられた取り分」というニュアンスが強い。一方partはより中立的な「一部」。例えば『本の一部』にはa part of the bookが自然で、a portion of the bookは「本の中から誰かに割り当てられた箇所」というやや不自然な含意が生じる。
食事の文脈では必ずservingと混同しやすいが、portionは「盛られた量・一人前のサイズ感」、servingは「提供・給仕される一回分」というニュアンスで、レストランメニューや栄養成分表示ではservingのほうが一般的。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| part | より中立的な「一部」。全体からの分配・割り当てというニュアンスは薄く、単に全体を構成する要素の一つを指す。 |
| share | 「自分の取り分」という意味はportionと近いが、shareは「他者と共有・分担する」という協調的なニュアンスが強い。 |
| fraction | 数量的に「全体のごく一部(端数・断片)」を指すことが多く、数学的・比率的な文脈で使われやすい。portionより規模が小さいイメージ。 |
| serving | 食事文脈限定で「1回分の提供量」。栄養成分表示などの公式な文脈で多用される。portionよりも「サービスされる行為」に重心がある。 |
対義語: whole、entirety、total
6派生語・関連語
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proportion
名詞
割合、比率、釣り合い(portion+pro〔比べて〕→全体との対比で測った取り分)
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proportional
形容詞
比例した、釣り合いのとれた -
apportion
動詞
(公平に)割り当てる、分配する
7コロケーション
- a large/small portion(大きな/小さな一人前・部分)
- a portion of the profits(利益の一部・取り分)
- portion out(〜を分け与える、配分する)
8確認テスト
“A significant portion of the budget has been allocated to education.”
①予算の重要な運命
②予算のかなりの部分
③予算の一人前
④予算の大きな分け前を分け与える
②「予算のかなりの部分」が正解。budgetという全体から切り取られた「一区画・取り分」がportionのコアイメージ。ここでは財産的な分配ではなく、全体予算の中のまとまった一部を指すため「かなりの部分」が最も自然。①の「運命」は文学的・比喩的用法で文脈に合わず、③「一人前」は食事文脈限定、④は動詞的な誤訳。
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