elect
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は13冊に掲載されています。
1コアイメージ
electのコアイメージは「複数の候補の中から、意図的かつ正式な手続きを経て選び出す」こと。語源はラテン語のeligere(外へ+選ぶ)で、「大勢の中から特定の人・ものを引き出す」というイメージが根底にある。単なる「好み」でなく、投票・審議・明確な意思決定など、一定のプロセスを経た「格式ある選択」に使われる。だから「選挙で選ぶ」だけでなく、「(自ら)決断して選択する」という意味にも広がる。日常的に何かを選ぶ場合(selectやchoose)とは異なり、electには「公的・正式」という重みがある。
2意味一覧
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動
(投票・審議などで正式に)選挙する、選出する
「正式な手続きを経て大勢の中から引き出す」というコアイメージが最も直接的に表れた意味。政治・組織の選挙に典型的に使われる。 -
動
(自らの意思で)決断して選ぶ、~することを選択する
「意図的に選び出す」というコアイメージから、「他の選択肢もある中でわざわざこれを選ぶ」という意味合いで使われる。elect to do の形が多い。 -
形
(称号などの後に置いて)当選した・選ばれたがまだ就任していない
「すでに正式に選び出されたが、まだ役職に就いていない状態」を指す。president-elect(次期大統領)のように名詞の後に置かれる用法。
3例文
4よくある間違い・注意点
chooseやselectと混同しやすいが、electは「正式な手続き・強い意図を伴う選択」に限定される。日常の買い物や好みの選択にelectは使えない(×I elected the blue shirt.)。
elect to doの形では「〜することを決断・選択する」という意味になるが、これをchoose to doと完全に同義と思い込むのは注意。electの方がより意図的・格式的なニュアンスが強い。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| choose | 最も一般的な「選ぶ」で、日常的な好みから重大な意思決定まで幅広く使える。electのような「正式さ・格式」はない。 |
| select | 複数の中から「厳選・吟味して選ぶ」ニュアンス。品質・適性を基準にする場面が多く、electより個人的な判断色が強い。 |
| vote for | 「〜に投票する」という行為そのものを指し、electが「選ばれた結果」を表すのに対し、vote forはプロセス(投票行為)に焦点がある。 |
| appoint | 上位者が「任命する」で、選挙や多数決でなく権限を持つ者が一方的に指名する点がelectと異なる。 |
対義語: reject、dismiss、appoint(任命する:選挙によらない点で対比)
6派生語・関連語
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election
名
選挙、選出
-
elected
形
選挙で選ばれた -
elective
形/名
選択の、選択制の/(学校の)選択科目 -
elector
名
選挙人、有権者 -
electoral
形
選挙の(electoral college:選挙人団) -
electorate
名
(集合的に)有権者、選挙民
7コロケーション
- be elected president / chairman(大統領・議長に選出される)
- elect to do(〜することを選択・決断する)
- president-elect / governor-elect(次期大統領・次期知事)
8確認テスト
“After much deliberation, the committee elected to postpone the project.”
① 委員会は長い審議の末、そのプロジェクトを選挙で選んだ。
② 委員会は長い審議の末、そのプロジェクトを延期することを決断した。
③ 委員会は長い審議の末、プロジェクトの責任者を選出した。
④ 委員会は長い審議の末、そのプロジェクトを破棄するよう求められた。
②
「elect to do」は「(意図的・主体的に)〜することを選択・決断する」という意味。ここでは投票で人を選ぶのではなく、「延期するという選択を意図的にした」ことを表している。after much deliberation(長い審議の末)という表現もelectの「意図的・格式的な選択」というコアイメージと一致する。
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