hardly
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は13冊に掲載されています。
1コアイメージ
hardlyのコアイメージは「hard(困難なほど)+ly」、つまり「かろうじて~するのがやっと」という感覚です。完全なゼロではなく、「辛うじてそこに届かない」というギリギリのラインのイメージです。日本語の「ほとんど~ない」より少しニュアンスが豊かで、「あるとすれば極わずか」「ほぼ不可能に近い」という感触があります。また、「ようやく~した(その直後に)」という時間的なギリギリさを表す用法もあり、「hardly … when/before ~(~するやいなや)」というパターンで使われます。共通するのは「限界ぎりぎり・ほぼ届かない」という根底のイメージです。
2意味一覧
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副詞
ほとんど~ない、わずかしか~ない
「辛うじて届かない」というコアイメージが量・程度に向かうと、「あるにはあるが、ほぼゼロに等しい」というニュアンスになる。 -
副詞
まず~ない、とても~とは言えない(強い否定・懐疑)
「ギリギリ届かない」が可能性や妥当性に向かうと、「それはさすがに無理・あり得ない」というニュアンスになる。 -
副詞
~するやいなや(hardly … when/before 構文)
時間的に「ある行為がようやく済んだその直後」を表し、コアイメージの「ギリギリのタイミング」が時間軸に表れたもの。
3例文
4よくある間違い・注意点
hardlyはそれ自体が否定語なので、not・neverなどの否定語と一緒に使うと二重否定になり意味が逆転する。× I can’t hardly believe it. → ○ I can hardly believe it.(ほとんど信じられない)
「hardly」と「hard」を混同しないこと。hard(副詞)は「一生懸命に・激しく」という意味で全く異なる。「She hardly worked.(ほとんど働かなかった)」と「She worked hard.(一生懸命働いた)」は正反対の意味になる。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| scarcely | hardlyとほぼ同義だが、やや文語的・書き言葉的なニュアンスが強い。hardly … when 構文は scarcely … when/before でも使える。 |
| barely | 「辛うじて~する(ゼロにはなっていない)」というニュアンスがより強く、「かろうじてOKのライン上にある」感覚。hardlyより「ゼロではないが危うい」という肯定寄りのニュアンス。 |
| rarely | 「めったに~しない」と頻度の低さを表す語。hardlyが量・程度・可能性のギリギリさを表すのに対し、rarelyは頻度に特化している。 |
対義語: easily、certainly、often
6派生語・関連語
7コロケーション
- hardly ever(めったに~しない)
- can hardly believe(ほとんど信じられない)
- had hardly … when/before(~するやいなや)
8確認テスト
“He had hardly arrived at the station when the last train left.”
① 彼が駅に着いたとき、終電はまだ出ていなかった。
② 彼がやっと駅に着いたとたん、終電が出てしまった。
③ 彼は駅にほとんど着かなかったので、終電に乗れた。
④ 彼が駅に着いたかどうかわからないうちに、終電は出た。
② 「had hardly arrived … when ~」は「~するやいなや…した」という構文。hardlyのコアイメージ「ギリギリのタイミング」が時間軸に現れた用法で、「辛うじて到着した、その直後に終電が出た」という意味になる。①は文法的に矛盾、③④はhardlyの意味を誤解した訳。
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