abound
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
1コアイメージ
aboundの語源はラテン語の’abundare’(波のように満ちあふれる)。a-(~に向かって)+ bound(境界)という構成から、「境界を超えてあふれ出る」イメージが根底にある。「単にたくさんある」ではなく、「これ以上入らないほど満ちている・充満している」という豊かさの質感がポイント。主語そのものが「あふれている状態にある」ことを表す自動詞で、特定の場所や物の中に何かがぎっしり存在する様子を描く。’abound in/with ~’の形で使われることが多く、コアイメージを理解すれば「豊富にある」「横溢している」など文脈に応じた訳語を自在に選べる。
2意味一覧
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動詞(自動詞)
(ある場所・状況に)あふれるほど存在する、満ちあふれている
「境界を超えてあふれ出る」コアイメージそのまま。主語の場所や状況の中に何かが満ち満ちている状態を表す。 -
動詞(自動詞)
(物・生き物が)豊富にいる/ある
「あふれるほど満ちている」ものが生き物や物に当たる場合。「たくさんいる・ある」と訳されるが、単なる数量ではなく「あふれるほど」という豊かさのニュアンスが含まれる。 -
動詞(自動詞)
(ある種の物事が)横行している、はびこっている(否定的な文脈でも使用可)
コアイメージの「あふれ出る」は良いものだけでなく、問題や悪いものにも適用される。例えば corruption abounds(腐敗がはびこっている)のように使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「abound in ~」と「abound with ~」はほぼ同義だが、’in’は「~の中に満ちている」、’with’は「~を備えて豊かだ」という微妙なニュアンスの差がある。どちらも頻出なので両形をセットで覚えておくこと。
aboundは自動詞専用。×’abound fish’のように目的語を直接置くことはできない。必ずabound in/withの形にすること。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| teem | teem with ~は「(虫・人などが)うじゃうじゃいる」という動きや密集のイメージが強く、aboundより視覚的・生物的な印象。 |
| be rich in | 「~が豊富だ」という意味では近いが、be rich inは価値や質的な豊かさにフォーカス。aboundはとにかく量があふれている感覚。 |
| overflow | overflowは文字通り「あふれ出る・넘치다」で物理的なイメージが強い。aboundは比喩的・抽象的な「満ちあふれ」にも広く使える。 |
| be replete with | 「~で満ちている」という意味では同義だが、repleteはやや書き言葉的・文語的。aboundは文語・口語どちらでも使える。 |
対義語: be scarce、lack、be devoid of
6派生語・関連語
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abundant
形容詞
豊富な、あふれるほどある
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abundance
名詞
豊富さ、豊かさ(in abundance=たっぷりと)
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abundantly
副詞
豊富に、十分すぎるほど(abundantly clear=非常に明白な)
7コロケーション
- abound in ~(~があふれるほどある)
- abound with ~(~が豊富だ)
- rumors / theories / opportunities abound(噂・理論・機会があふれている)
8確認テスト
“Problems abound in the newly introduced system.”
① その新しいシステムでは問題が解決されている。
② その新しいシステムには問題が山積している。
③ その新しいシステムは問題なく導入された。
④ その新しいシステムの問題は一つに絞られた。
② 「abound=あふれるほど満ちている」コアイメージから、problemsがそのシステムの中にあふれ出るほど存在しているという意味になる。否定的な文脈でもaboundは「あふれるほど存在する」というコアイメージは変わらないため、②「問題が山積している」が最も自然。①③④はいずれもaboundのコアイメージと真逆か無関係。
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