accustom
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は3冊に掲載されています。
1コアイメージ
accustomの語源はフランス語の「accoutumer(習慣づける)」で、その根っこには「custom(習慣・慣習)」という概念がある。単に「慣れる」というより、繰り返しの経験によって習慣・パターンが身体や心に定着していくプロセスを指す。だから「慣らす」(他動詞:誰かを新しい習慣に適応させる)にも「慣れる」(受動態 be accustomed to:すでに定着している状態)にも使われる。「慣れ」が完成した状態を表すときはほぼ必ず受動態や過去分詞で使うのが特徴的で、それは「習慣が自分に刻まれた結果」というニュアンスからきている。
2意味一覧
-
動詞(他動詞)
〜を(…に)慣らす・適応させる
誰かに繰り返し経験をさせて習慣を「刻み込む」プロセスを表す。accustom A to B(AをBに慣らす)の形で使う。 -
動詞(再帰・受動)
(be/get accustomed to で)〜に慣れている・慣れてしまっている
習慣が完全に身体に定着した「結果の状態」を表す。刻み込みが完了しているため受動態になり、「今の自分に習慣が染み付いている」ことを示す。 -
動詞(再帰用法)
(accustom oneself to で)〜に慣れるよう努める・自分を慣らす
自分自身に習慣を刻み込もうと能動的に取り組む意志を強調する用法。努力・適応のプロセスにフォーカスした使い方。
3例文
4よくある間違い・注意点
「be accustomed to」の to は前置詞なので、後ろには名詞か動名詞(〜ing)が来る。to 不定詞と混同して「be accustomed to do」としてしまう誤りが多い。正しくは「be accustomed to doing」。
「慣れる」という日本語から used to と混同しやすいが、used to は「以前はよく〜した(今はそうでない)」という過去の習慣を示す用法が主であり、「今まさに定着している習慣の状態」を表す accustomed to とはニュアンスが異なる。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| used to (be used to) | be used to も「〜に慣れている」を意味するが、よりカジュアルな口語表現。accustomed to の方がフォーマルで、長期間の反復によって習慣が深く根付いたニュアンスが強い。 |
| familiarize | 「〜に親しませる・慣れさせる」の意味だが、習慣の定着よりも「知識や情報として把握させる」という知的な適応に焦点が当たる。 |
| adapt | 「適応する」という意味で広く使われるが、環境全体への柔軟な変化を指す。accustom は特定の習慣・行動パターンが身体に染み込む点が異なる。 |
対義語: unaccustomed(慣れていない)、unfamiliar(不慣れな)
6派生語・関連語
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accustomed
形容詞
慣れた・いつものような(be accustomed to〜 / her accustomed smile「いつもの笑顔」)
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unaccustomed
形容詞
慣れていない・不慣れな(unaccustomed to cold weather「寒い気候に慣れていない」)
7コロケーション
- be accustomed to doing(〜することに慣れている)
- accustom oneself to A(自分をAに慣らす)
- accustom A to B(AをBに慣れさせる)
8確認テスト
“She had grown up in the city, so she was not accustomed to the silence of the countryside.”
① 彼女は田舎の静けさが嫌いではなかった
② 彼女は田舎の静けさに慣れていなかった
③ 彼女は田舎の静けさを理解していなかった
④ 彼女は田舎の静けさに興味がなかった
② 「was not accustomed to」は「〜に習慣として定着していない状態」を表す。都会育ちの彼女には田舎の静けさという経験が身体に刻み込まれていないため「慣れていなかった」が最も正確。①の「嫌いではない」、③の「理解していない」、④の「興味がない」はいずれも感情・知識の話であり、accustom のコアイメージ(習慣の定着)からは外れる。
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