apprehend
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
1コアイメージ
apprehendの語源はラテン語の「ad-(~に向かって)+prehendere(つかむ)」。つまり根底には「何かに向かって手を伸ばしてつかみ取る」イメージがある。このイメージが「物理的につかまえる(逮捕する)」と「精神的につかまえる(理解する・感知する)」の両方の意味を生み出している。頭の中で情報や概念をしっかり「つかみ取る」のが「理解する」、危険や不安をぼんやりと「感じとる」のが「感知する・不安に思う」、そして犯人を実際に「つかまえる」のが「逮捕する」だ。三つの意味は一見バラバラに見えるが、すべて「とらえる・つかまえる」という一つのコアイメージから派生している。
2意味一覧
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動詞
(犯人などを)逮捕する、捕まえる
「つかまえる」というコアイメージが最も物理的・直接的に現れた意味。警察が犯人に手を伸ばしてつかみ取るイメージ。 -
動詞
理解する、把握する
情報や概念を頭の中で「つかみ取る」イメージ。comprehendより難解なものをようやく「とらえる」というニュアンスが出ることが多い。 -
動詞
(危険・不安などを)感じとる、察知する、懸念する
まだはっきりしない脅威や危険を感覚でぼんやり「とらえる」イメージ。apprehensiveという形容詞で「不安な」という意味になるのもここから来ている。
3例文
4よくある間違い・注意点
「理解する」という意味ではcomprehendと混同しやすい。comprehendは「完全に・全体的に理解しきる」という意味合いが強いのに対し、apprehendは「なんとかつかみ取る・ようやく把握する」というニュアンスを持つことが多い。
「不安に思う」という意味を見落としがち。派生語のapprehensiveは「不安な、心配な」という意味でよく使われるので、動詞の段階からこのニュアンスも押さえておくこと。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| arrest | 「逮捕する」の意味に限定されており、法的手続きを経た公式な身柄の拘束というニュアンスが強い。apprehendは「とらえる・捕まえる」という行為そのものに焦点がある。 |
| comprehend | 「理解する」の意味では同義に使われることもあるが、comprehendは「全体を完全に把握する」という意味合いが強く、apprehendより深くしっかりした理解を指すことが多い。 |
| perceive | 「感知する」の意味では近いが、perceiveは五感や直観で「知覚する」という意味が中心。apprehendは知覚した上で意識的にとらえようとする意志のニュアンスを含む。 |
対義語: release、misunderstand
6派生語・関連語
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apprehension
名詞
逮捕;理解;不安、懸念
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apprehensive
形容詞
不安な、心配な(be apprehensive about~で「~を心配している」) -
apprehensively
副詞
不安そうに、おそるおそる
7コロケーション
- apprehend a suspect(容疑者を逮捕する)
- fail to apprehend(理解できない/逮捕できない)
- apprehend danger(危険を察知する)
8確認テスト
“The soldiers began to apprehend the scale of the disaster as dawn broke.”
① 兵士たちは夜明けとともに災害の規模を逮捕し始めた。
② 兵士たちは夜明けとともに災害の規模を感じ取り始めた。
③ 兵士たちは夜明けとともに災害の規模を無視し始めた。
④ 兵士たちは夜明けとともに災害の規模を引き起こし始めた。
② 「感じ取り始めた」が正解。夜が明けて初めて被害の大きさをぼんやりとつかみ始める場面であり、「まだ全貌は見えていないが感覚として察知し始めた」というapprehendのコアイメージ(ぼんやりと危険・状況をとらえる)が表れている。①は文脈上意味をなさず、③④はコアイメージとまったく無関係。
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