aspire
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は6冊に掲載されています。
1コアイメージ
aspire はラテン語の「ad-(~へ向かって)+spirare(息をする・吹く)」が語源です。「高い場所へ向けて息を吹き上げる」というイメージが根底にあります。ただ「欲しい」というレベルではなく、現在の自分よりずっと高い目標・理想・地位に向かって、精神的なエネルギーを注ぎ続けるニュアンスがあります。単なる一時的な欲求ではなく、強い志と継続的な努力意欲を含む点が特徴です。そのため「夢見る・熱望する・志す」など、前向きで崇高な目標に向かう文脈で使われます。「夢や理想に向かって息吹を燃やし続けている状態」と捉えると、様々な訳語を自分で導き出せます。
2意味一覧
-
動詞(自動詞)
(高い目標・地位・理想に)熱望する、強く志す、目指す
現状より高い場所へ息を吹き上げるように、崇高な目標に向かってエネルギーを注ぎ続けるイメージ。単なる「望む」より強い意志と継続性を含む。 -
動詞(自動詞)
(高みへ)上昇しようとする、そびえる
「上へ息吹を送る」というコアイメージが、物理的・比喩的に高く伸び上がろうとする様子にも転用され、塔や炎が高くそびえる描写にも用いられる(やや詩的・文語的)。
3例文
4よくある間違い・注意点
aspire は必ず「高い・崇高な目標」に使う点に注意。「ランチに何を食べたい」のような日常的・低次元の欲求には使わない。また、aspire to +名詞 / aspire to +動詞の原形 という語法を確認しておくこと(aspire for も使われるが aspire to が圧倒的に一般的)。
desire・wish との混同に注意。desire は感情的な欲求全般、wish は叶いにくいことへの願望を含むが、aspire は「上昇しようとする意志と努力」を含む点が異なる。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| desire | 感情的な欲求全般を指し、aspire ほど「高い目標」や「継続的な努力意欲」のニュアンスは含まない。日常的な欲求にも使える。 |
| aim | 具体的な目標に照準を合わせる意味合いが強く、より実務的・計画的。aspire の崇高な志・精神的な上昇感は薄い。 |
| strive | 努力・奮闘のプロセスに焦点があり「懸命に取り組む」という行動面が前面に出る。aspire は「目標に向かって志す」という内なる方向性に重点がある。 |
| long for | 切望・渇望のニュアンスが強く、感情的な強さを表す。aspire より受動的・感傷的で、高い理想への上昇意欲より「恋しく思う」感覚に近い場合もある。 |
対義語: despair(絶望する)、resign oneself to(諦める)
6派生語・関連語
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aspiration
名詞
熱望、大志、高い目標;(音声学)帯気音
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aspiring
形容詞
志を持つ、大志ある、~を目指している(aspiring writer=作家志望の) -
aspirant
名詞・形容詞
(高い地位・目標を)目指す人、志望者
7コロケーション
- aspire to become ~(~になることを志す)
- aspire to a higher position(より高い地位を目指す)
- high aspirations(高い志・大きな夢)
8確認テスト
“As a child, he aspired to reach the summit of Mount Everest.”
① エベレストの頂上に憧れたことを後悔していた
② エベレストの頂上を目指すという大きな夢を抱いていた
③ エベレストの頂上に到達できないと諦めていた
④ エベレストの頂上について単純に興味を持っていた
②が正解。aspire は現状より高い目標・理想に向かって強い志を持って上昇しようとするコアイメージを持つ。「エベレストの頂上」という崇高・困難な目標に対し、子どもの頃から情熱的な夢と意欲を持っていたことを表しており、「大きな夢を抱いていた」が最も自然。①は後悔・③は諦め・④は単なる興味で、いずれも aspire の「高みへの強い志と上昇意欲」のニュアンスを捉えていない。
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