awful
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は18冊に掲載されています。
1コアイメージ
awfulの語源はawe(畏怖・畏敬の念)+ful(〜に満ちた)。もともとは「神への畏敬の念を抱かせるほどの」という意味で、圧倒的な力や存在感に対する強烈な感情体験を表していた。時代とともに、そのあまりの圧倒感が「恐ろしい・ひどい」というネガティブな方向に転じていった。現代英語では主に否定的に使われるが、コアにあるのは「通常の感覚を超えた圧倒的な強度」というイメージ。だからこそ「非常に・ものすごく」という強意の副詞的用法(an awful lot:ものすごく多く)も自然に生まれる。単なる「悪い」ではなく、体が引いてしまうほどの強烈さが常に根底にある。
2意味一覧
-
形容詞
ひどい、最悪の
「圧倒的な悪さ」で感覚が圧倒される状態。単なる「悪い(bad)」ではなく、思わず後ずさりするほどの強烈さを伴う。 -
形容詞
恐ろしい、おぞましい
畏怖の念を起こさせる原義に最も近い用法。恐怖や嫌悪感で圧倒される感覚そのもの。 -
形容詞
(程度が)非常な、すさまじい
「通常の感覚を超えた強度」というコアイメージが量・程度に転用されたもの。an awful lotのように良い文脈でも使える。 -
形容詞
(古・文語)畏敬の念を起こさせる、荘厳な
語源に最も忠実な意味。現代ではawesome がこのニュアンスを引き継いでいる。受験では稀だが語源理解に重要。
3例文
4よくある間違い・注意点
awfulとawesomeを混同しやすい。同じawe(畏怖)を語根に持つが、awesomeは現代口語で「すごい!(ポジティブ)」の意味で定着しており、awfulは「ひどい(ネガティブ)」が主流。かつてはawfulも「荘厳な」意味だったが、現代では真逆のイメージになっている点に注意。
an awful lotのような強意表現で使われているのに、ネガティブな意味に誤解してしまうケース。「awful=ひどい」と1対1で覚えると、This helped an awful lot.(これが本当に大いに助かった)が正確に読めなくなる。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| terrible | 「恐怖(terror)に満ちた」が語源。程度の強さは同じだが、awfulほど「感覚を圧倒する」ニュアンスは薄く、より一般的な「ひどい」に近い。 |
| dreadful | 「恐れ(dread)」が語源で、awfulより不安・嫌悪感の色が強い。やや古風・文語的。 |
| horrible | 「ぞっとする(horror)」が語源。視覚的・感覚的な嫌悪感に特化しており、awfulの広い「圧倒感」とは異なる。 |
対義語: wonderful、magnificent、awesome(現代口語)
6派生語・関連語
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awfully
副詞
ひどく、非常に(I’m awfully sorry. =本当に申し訳ない) -
awe
名詞・動詞
(名)畏怖の念、(動)畏怖の念を抱かせる -
awesome
形容詞
(現代口語)すごい、素晴らしい;(本来)畏敬の念を起こさせるほどの
7コロケーション
- an awful lot(ものすごく多く、非常に)
- awful weather(最悪の天気)
- feel awful(最悪な気分がする、申し訳なく感じる)
8確認テスト
She felt awful about forgetting her friend’s birthday.
① 彼女は友人の誕生日を忘れて、とても腹が立った。
② 彼女は友人の誕生日を忘れて、ひどく申し訳なく感じた。
③ 彼女は友人の誕生日を忘れたことが恐ろしかった。
④ 彼女は友人の誕生日を忘れて、奇妙な気持ちになった。
② 「feel awful about〜」は「〜についてひどく申し訳なく感じる/最悪な気分になる」という最頻出コロケーション。awfulの「圧倒的なネガティブな感覚」が自分の内側に向かい、罪悪感や後悔で押しつぶされそうな感覚を表す。①は「腹が立った」では怒りになってしまい文脈不自然、③「恐ろしかった」は恐怖の方向が違い、④は意味が弱すぎる。
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