ballet
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
1コアイメージ
balletはイタリア語balletto(小さな舞踏)を経て、フランス語balletとして17世紀のフランス宮廷で発展した言葉です。単なる「踊り」ではなく、厳格な技術体系・音楽・衣装・舞台美術が一体となった「総合的な様式美の芸術」というコアイメージを持ちます。クラシカルバレエに代表されるように、長年の訓練によって磨かれた高度に様式化された動きが特徴です。このイメージから転じて、日常英語では「入念に調整・調整された複雑な動き・やり取り」を比喩的に表すこともあります(例:political ballet=政治的な駆け引き)。日本語の「バレエ」と概念はほぼ一致しますが、英語では芸術形式そのものを指すだけでなく、特定のバレエ作品や、バレエ団そのものを指す用法もある点を押さえましょう。
2意味一覧
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名
バレエ(クラシック舞踊の様式・技術体系)
厳格な技術体系を持つ様式美の舞踊そのものを指す最も基本的な用法。「バレエを習う」「バレエを踊る」のように芸術ジャンルとして使われる。 -
名
バレエ作品(一つの演目・公演)
様式化された舞踊が一つのまとまった作品として上演されるイメージから、「くるみ割り人形というバレエ」のように個々の演目を指す用法が生まれた。 -
名
バレエ団(バレエを上演する団体)
「the Paris Ballet(パリ・バレエ団)」のように、バレエという様式美を体現する組織・集団を指す用法。the ballet で特定の団体を指すことが多い。 -
名
(比喩的に)洗練された複雑な動き・巧みな駆け引き
様式美・精巧な動きというコアイメージが転じて、政治や外交など複雑な場面での「計算された巧みな行動」を比喩的に表す。例:a diplomatic ballet(外交的な駆け引き)
3例文
4よくある間違い・注意点
発音に注意。日本語では「バレエ」と読むが、英語では bˈæleɪ(「バレイ」に近い発音)。語末の-tは発音しない(フランス語由来のため)。スペルと発音の乖離に戸惑いやすい。
ballet は不可算名詞として芸術ジャンルを指す場合(I love ballet)と、可算名詞として個々の作品・公演を指す場合(a ballet by Tchaikovsky)があることを意識しよう。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| dance | dance は踊り全般を指す広義の語。balletはその中でも特定の様式・技術体系を持つ芸術形式に限定される。 |
| performance | performance は舞台・演技全般を指す語。ballet は舞踊という動きの様式美に焦点があり、よりジャンルが限定される。 |
| choreography | choreography は舞踊の振り付け・構成そのものを指す語。ballet が芸術形式全体を指すのに対し、choreographyは動きのデザインという側面に焦点を当てる。 |
6派生語・関連語
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ballerina
名
バレリーナ(女性バレエダンサー、特に主役級のもの) -
ballet dancer
名
バレエダンサー(性別を問わず使える) -
balletic
形
バレエのような、バレエらしい(優雅で様式化された動きを描写する)
7コロケーション
- perform ballet(バレエを上演する)
- ballet school / ballet class(バレエ学校・バレエ教室)
- classical ballet(クラシックバレエ)
8確認テスト
“The merger talks between the two companies became a delicate ballet of legal maneuvers and strategic concessions.”
① バレエ公演
② 駆け引き・巧みなやり取り
③ バレエ団の公演スケジュール
④ 振り付け師
② 駆け引き・巧みなやり取り。ballet の「精巧に調整された様式美の動き」というコアイメージが比喩的に転用されており、「法的な動きと戦略的な譲歩が絡み合う繊細な駆け引き」という意味で使われている。このような比喩的用法はビジネス・政治文脈でよく登場するため、コアイメージを理解していれば文脈から訳を導き出せる。
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