benefit
【動】利益を得る、ためになる
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は18冊に掲載されています。
1コアイメージ
benefitのコアイメージは「ある行為・状況が誰かにとってプラスとなる恩恵が届く」こと。ラテン語のbene(よく)+facere(行う)が語源で、「よいことが行われる・もたらされる」という感覚が根底にある。名詞では「利益・恩恵」全般を指すが、金銭的・物質的なメリットに限らず、社会制度から給付される手当や、慈善目的の興業収益まで幅広くカバーする。動詞では「benefitする=恩恵を受ける側になる/恩恵を与える」の両方向で使われる。重要なのは、単なる利益(profit)ではなく「誰かにとってのwell-being(よい状態)に資するもの」という温かみのあるニュアンスが含まれる点。
2意味一覧
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名詞
利益・恩恵(行為や状況がもたらすプラスの結果)
「よいことが届く」コアから最も直接的に導かれる意味。金銭に限らず健康・知識・社会的利点など広く含む。 -
名詞
給付・手当(unemployment benefit 失業手当など)
社会制度が個人に「恩恵を届ける」仕組みとして、政府や保険が支給するお金・サービスを指す。 -
名詞
慈善興業・チャリティーイベント(benefit concert など)
収益が特定の人々に「恩恵として届くよう」組まれたイベントで、コアイメージが目的語(受益者)に向かっている形。 -
名詞
(福利)厚生・付帯給付(health benefit、fringe benefit など)
企業が従業員に「よいもの」を上乗せして届ける制度。日本人が見落としがちな重要語義。 -
動詞
~のためになる・恩恵を与える(他動詞)
「よいことをある対象に届ける」のが他動詞用法。The program benefits children.「そのプログラムは子どもたちのためになる」のように使う。 -
動詞
恩恵を受ける・得をする(自動詞、benefit from ~)
「恩恵が自分に届いた結果を受け取る」のが自動詞用法。必ずfromと組み合わせて「~から恩恵を得る」という形になる。
3例文
4よくある間違い・注意点
動詞の自動詞用法では必ず benefit from ~ の形をとる。benefit from the policy(その政策から恩恵を受ける)のようにfromが必須で、×benefit the policyと書くと意味が逆転して「その政策のためになる(他動詞)」になってしまう。
profitと混同しやすいが、profitは主に金銭的・商業的な「利益」に焦点があるのに対し、benefitは健康・社会・精神的な広い「恩恵」を含む。また benefit of the doubt(疑わしきは罰せず/善意に解釈する)は重要イディオムとして押さえておくこと。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| profit | 主に金銭・商業上の利益に限定されるニュアンス。benefitのような「人への恩恵」「社会的なプラス」という温かみはない。 |
| advantage | 他と比較したときの「有利な点」に焦点がある。競争・比較の文脈で使われることが多く、benefitほど「誰かに届く恩恵」という感覚は薄い。 |
| gain | 自分が手に入れた「取得物・獲得した利益」に焦点が当たる。benefitより個人的・短期的なニュアンスになりやすい。 |
| merit | 物事そのものが持つ「長所・価値」を指す。benefitが「恩恵を受ける側」を想定するのに対し、meritは「それ自体の優れた点」に焦点がある。 |
対義語: harm、disadvantage、drawback、detriment
6派生語・関連語
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beneficial
形容詞
有益な・ためになる(beneficial to health 健康によい)
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beneficiary
名詞
受益者・受給者(保険・遺産などの恩恵を受け取る人) -
benefactor
名詞
恩人・寄付者(恩恵を与える側の人) -
beneficially
副詞
有益に・ためになる形で
7コロケーション
- benefit from ~(~から恩恵を受ける・得をする)
- for the benefit of ~(~のために・~の利益のために)
- employee benefits(従業員への福利厚生)
8確認テスト
“The new policy was designed for the benefit of low-income families.”
① 低所得世帯を犠牲にするために
② 低所得世帯の利益・ためになるように
③ 低所得世帯から利益を得るために
④ 低所得世帯に損失を与えないように
② for the benefit of ~は「~のために・~の恩恵のために」という重要イディオム。benefitのコアイメージ「よいことを届ける」がそのまま表れており、政策が低所得世帯に恩恵を届けるよう設計された、という意味になる。①③④はforの方向性やbenefitのポジティブなコアイメージを誤解した場合の誤答。
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