advantage
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は16冊に掲載されています。
1コアイメージ
advantageの語源はフランス語の「avant(前に)」。つまり、コアイメージは「他のものより前の位置にいる状態」。競争や比較の文脈で、スタート地点や条件がすでに「有利な側」にある感覚だ。単なる「良い点」ではなく、必ず「比較対象」が意識されている点が重要。自分が前に出ているから相手より「有利」であり、その前の位置そのものが「強み・長所」になる。テニスでゲームポイントに達した後の得点を「アドバンテージ」と呼ぶのも、まさに「一歩前に出た」状態を指すからだ。「take advantage of〜」は、その「前に出られる条件を活用する」というイメージ。
2意味一覧
-
名
有利な立場・優位性
他より「一歩前の位置にいる状態」そのものを指す。比較の中での相対的な優位さを表す。 -
名
強み・長所
前の位置に押し出してくれる要素が「強み・長所」となる。ただし必ず「比較文脈」がある点が単純なgood pointとの違い。 -
名
(take advantage of で)〜を活用する・〜につけ込む
「前に出られる条件」を使いこなすイメージ。好機を活かす場合も、人の弱みに乗じる場合も両方ある。文脈で判断が必要な重要用法。 -
名
【テニス】アドバンテージ(デュースの後の得点)
デュース後に「一歩前に出た」状態を示す専門用語。コアイメージが最も直接的に現れた用法。
3例文
4よくある間違い・注意点
「take advantage of」は文脈によって「〜を活用する(ポジティブ)」と「〜につけ込む(ネガティブ)」の両方の意味になる。日本人はポジティブ用法だけ覚えがちだが、ネガティブ用法も頻出。文脈に注意。
「advantage」は必ず「比較の文脈」を内包する。単に「良い点」が言いたいだけならmeritorfeatureの方が自然なこともある。「他と比べて前に出ている」感覚があるときにadvantageを使う。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| benefit | 比較対象なしに「恩恵・利益」そのものを指す。advantageが「相手より前」なのに対し、benefitは「自分が得るもの」に焦点が当たる。 |
| merit | 客観的な価値・優れた点を指し、比較文脈は弱い。advantageが相対的優位なのに対し、meritは絶対的な良さに近い。 |
| edge | 「わずかな優位性」のニュアンスが強く、ぎりぎりの差での「一歩前」感がある。advantageより差が小さい場合に使われることが多い。 |
対義語: disadvantage、drawback、handicap
6派生語・関連語
-
advantageous
形
有利な・好都合な -
advantageously
副
有利に・好都合に -
disadvantage
名
不利(な立場)・欠点
7コロケーション
- take advantage of 〜(〜を活用する/〜につけ込む)
- have an advantage over 〜(〜より優位に立つ)
- competitive advantage(競争上の優位性)
8確認テスト
The negotiator took advantage of the other party’s lack of information to secure a better deal.
①交渉人は相手の情報不足を補うために、より良い取引を確保した。
②交渉人は相手の情報不足につけ込んで、より良い条件を引き出した。
③交渉人は相手に情報を提供することで、より良い合意を得た。
④交渉人は相手の情報不足に気づかず、より良い取引を逃した。
②
「take advantage of」は、ここでは相手の弱点(情報不足)を「利用・悪用する」ネガティブな文脈で使われている。「一歩前に出るための条件として、相手の弱みを使った」というコアイメージから、「つけ込む」という訳が最も自然。①や③は文意と逆で、④はadvantageの意味を無視している。
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