cater
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は3冊に掲載されています。
1コアイメージ
caterのコアイメージは「相手の求めるものを察知して、それを満たすために動く」こと。もともとは「食料を調達・提供する」というケータリング業者の仕事が語源で、「相手が必要としているもの・望んでいるものを用意して差し出す」というニュアンスが根底にある。重要なのは、単に物を渡すのではなく、「相手のニーズや好みに合わせて対応する」という能動的な姿勢がある点。cater to ~の形では「~の要求・欲求に応じる」となり、場合によっては「(甘やかすように)言いなりになる」という否定的なニュアンスも帯びることがある。cater for ~は「~に対応する・~向けに提供する」という意味でよく使われる。
2意味一覧
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動詞
(飲食物を)調達する・ケータリングを行う
語源である「食料の調達・提供」という最も基本的な意味。イベントや集会向けに料理を準備・提供する業者の行為を指す。 -
動詞
(~の)要求・ニーズに応える(cater to / for ~)
食料提供から転じ、「相手が求めるものを察して満たす」というコアイメージが抽象化。人・集団・市場のニーズに合わせて対応することを表す。 -
動詞
(特定の客層・目的)に対応する・向けにサービスを提供する
「ニーズを満たす」という方向性が、特定のターゲット層に照準を合わせる意味に発展。「~向けに設計・運営される」という文脈で使われる。 -
動詞
(欲求などに)迎合する・言いなりになる(否定的ニュアンス)
相手のニーズに応え続けることが度を超えると、「甘やかす・媚びる」というネガティブなニュアンスになる。例文の「わがままになる」はまさにこのニュアンス。
3例文
4よくある間違い・注意点
cater to と cater for の使い分けに注意。「ニーズ・欲求に応える」文脈では主に cater to ~、「人々・グループに対してサービスを提供する」文脈では cater for ~が使われることが多い(特にイギリス英語)。ただし両者は混用されることもある。
「提供する」という訳語に引きずられて provide や supply と同じ感覚で使いがちだが、cater は「相手のニーズ・要求に合わせて対応する」という能動的な姿勢がポイント。単に物を渡す provide とは異なり、相手志向の動詞である。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| provide | 単に「物・サービスを供給する」という中立的な行為。相手のニーズを特に意識する必要はなく、cater のような「相手に合わせる」ニュアンスは薄い。 |
| accommodate | 「要望・都合に合わせる・融通する」ニュアンス。cater より個別の要望への柔軟な対応に焦点。宿泊(宿を提供する)の意もある。 |
| pander to | 「(良くない欲求・低俗な趣味などに)迎合する・媚びる」という強い否定的ニュアンス。cater to の批判的用法をさらに強めたもの。 |
| serve | 「(食事・顧客などに)対応する・仕える」という広い意味。cater ほど「相手のニーズを満たすために積極的に動く」という細かいニュアンスはない。 |
対義語: ignore、neglect
6派生語・関連語
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catering
名詞
ケータリング(飲食物の調達・提供サービス);飲食業 -
caterer
名詞
ケータリング業者;仕出し屋
7コロケーション
- cater to one’s needs(〜のニーズに応える)
- cater for an event(イベントのケータリングをする)
- cater to all tastes(あらゆる好みに対応する)
8確認テスト
This streaming service caters to viewers who prefer classic films over modern blockbusters.
①古典映画のファン向けに作られたサービスを競合他社から奪う
②クラシック映画を好む視聴者のニーズに対応している
③現代の大作映画を現代の視聴者に提供している
④古典映画と現代映画の両方を等しく配信している
②
「cater to +ニーズ・集団」は「〜のニーズや好みに合わせてサービス・内容を提供する」というコアイメージそのまま。この文では「クラシック映画を好むという特定の視聴者層のニーズに照準を合わせてサービスを提供している」という意味になる。①③④はいずれもコアイメージを無視した誤訳。
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