chief
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は5冊に掲載されています。
1コアイメージ
chiefのコアイメージは「ヒエラルキーの一番上に位置する存在・もの」である。部族の「長」のように人を指す場合も、「最も重要な・主要な」という形容詞の用法も、すべて「頂点・筆頭」というイメージに集約される。日本語の「主」「首」「頭」という字が付く言葉—主将・首相・頭領—に近い感覚だ。単に偉いというより、「その集団や事柄において一番上に位置する」という序列感が核心にある。そのため文脈によって「長」「上司」「主な」「最大の」など異なる日本語に訳されるが、どれも「筆頭・トップ」というイメージから自然に導き出せる。
2意味一覧
-
名詞
長、頭、ボス(集団・組織のトップ)
ヒエラルキーの一番上に立つ人物を指すコアイメージが直接あらわれている。部族の長から警察署長まで、組織の頂点に立つ人を広く指す。 -
形容詞
主な、最も重要な、第一の
「順位・重要度において筆頭の」というコアイメージが形容詞に転化したもの。「the chief reason(主な理由)」のように、複数ある中で最上位に位置するものを示す。 -
形容詞(職位修飾)
最高位の〜、チーフ〜
「Chief Executive Officer(最高経営責任者)」のように職位の前に置かれ、「その分野のトップ」を示す用法。組織の頂点というコアイメージがそのまま現れる。
3例文
4よくある間違い・注意点
形容詞用法を見落としがち。名詞の「長」しか覚えていないと、「the chief problem(最大の問題)」のような文で意味がとれなくなる。chiefが名詞の前に置かれているときは「最も重要な・主要な」という形容詞として読む習慣をつけること。
mainとの混同に注意。mainは「中心的な・メインの」で構造上の中心を指すのに対し、chiefは「順位・重要度の筆頭」というニュアンスが強く、やや格式ばった語。口語ではmainの方が自然なことが多い。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| main | 構造・配置上の「中心」を指す日常語。chiefより格式が低く、口語でよく使われる。 |
| principal | 「最も影響力のある・中心的な」という意味で格式が高い。chiefと近いが、principalは重要性の高さ、chiefは順位の高さにニュアンスの重心がある。 |
| primary | 「第一義の・根本的な」という意味。chiefが序列の一位を示すのに対し、primaryは「他のすべての前提・根本」という感覚が強い。 |
| leader | 名詞用法での類義語。leaderは「導く行為」に焦点があり、chiefは「頂点の地位」に焦点がある。 |
対義語: subordinate、minor、secondary
6派生語・関連語
-
chiefly
副詞
主に、大部分は -
chieftain
名詞
(部族・氏族の)首長、頭領
7コロケーション
- chief executive officer(最高経営責任者・CEO)
- chief concern / chief reason(最大の懸念・主な理由)
- police chief / fire chief(警察署長・消防署長)
8確認テスト
“Cost is the chief obstacle to implementing this new system.”
① コストはこの新システム導入の唯一の障害だ。
② コストはこの新システム導入の主な障害だ。
③ コストはこの新システム導入の小さな障害だ。
④ コストはこの新システム導入の最後の障害だ。
②
chiefは形容詞として「重要度において筆頭の」を意味する。「唯一の(only)」や「最後の(last)」ではなく、「複数ある障害の中で最も重要な・筆頭の」というニュアンスなので「主な」が最も自然。これがchiefのコアイメージ「頂点に位置する」が形容詞として現れた典型的な用法。
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