recipient
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は5冊に掲載されています。
1コアイメージ
recipientのコアイメージは「何かを受け取る立場にある人」です。語源はラテン語のrecipere(受け取る)に由来し、receiveと同じ語根を持ちます。重要なのは、この単語が「一方的に与えられる」関係性を強調している点です。賞・手紙・臓器・福祉などを「受け取る側」として位置づける言葉であり、能動的に取りに行くのではなく、外部から何かが届いてくる状況に使われます。そのため「受賞者」「受信者」「受給者」「受容者(移植医療)」など、文脈によって日本語訳は多岐にわたりますが、すべて「受け取る側の人」というイメージから派生しています。
2意味一覧
-
名
受取人・受領者
手紙や荷物など物理的なものを「受け取る側の人」という最も基本的な意味。コアイメージそのもの。 -
名
受賞者
賞やタイトルが「与えられる側の人」。コアイメージの「受け取る立場」が賞という文脈で現れたもの。 -
名
受給者(福祉・補助金などの)
行政や組織から援助・給付を「受け取る側の人」。welfare recipient(生活保護受給者)のように頻出。 -
名
(臓器・輸血などの)被移植者・受容者
医療文脈で臓器や血液を「受け取る側の人」。donorと対になる重要な意味で、試験にも登場しやすい。
3例文
4よくある間違い・注意点
「受賞者」を英語にしようとしてwinnerとrecipientを混同しやすいが、winnerは競争に「勝った人」というニュアンスで能動的。recipientは「与えられた人」という受動的な立場を強調するため、特に賞の授与式や公式文書ではrecipientが好まれる。
receiveとrecipientが同語根と気づかないケースが多い。receive(受け取る)→recipient(受け取る人)という語形成を意識すると記憶が定着しやすく、派生語も推測しやすい。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| winner | 競争・勝負に勝って何かを得た人。能動的・競争的ニュアンスが強く、recipientの「一方的に与えられる」受動性とは異なる。 |
| beneficiary | 遺産・保険・信託など法的・金銭的な恩恵を受ける人に特化。recipientより限定的な文脈で使われる。 |
| addressee | 手紙・メールの「宛先の人」に限定。recipientより狭い意味で、通信・郵便文脈専用。 |
対義語: donor、giver、sender
7コロケーション
- award recipient(受賞者)
- organ recipient(臓器の被移植者)
- welfare recipient(福祉受給者)
8確認テスト
“The doctor explained the risks to the transplant recipient before the surgery.”
① 手術を担当する外科医
② 臓器移植を受ける患者(被移植者)
③ 臓器を提供するドナー
④ 手術に立ち会う家族
② transplant recipientとは「移植(transplant)を受け取る側の人」、つまり臓器を提供されて移植される患者のこと。recipientのコアイメージ「受け取る立場の人」から、医療文脈では「被移植者・移植を受ける患者」と自然に導ける。③のドナーはrecipientの対義語にあたる。
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