civil
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は14冊に掲載されています。
1コアイメージ
civilのラテン語起源はcivis(市民)。コアイメージは「市民社会として成立している状態」。野蛮・混乱ではなく、社会的な秩序・ルール・規律が守られていることを指す。「市民の」「民間の」は、軍や教会に対して一般市民の領域を示し、「民事の」は刑事(criminal)に対する市民間の法的秩序を表す。「内政の」は対外・軍事ではなく国内市民社会の運営を指す。「礼儀正しい」は、社会の一員として最低限守るべきマナーがある状態——つまり「civilized(文明的)な振る舞い」のエッセンスだ。いずれも「市民としての秩序・規範」という一つのコアから派生している。
2意味一覧
-
形容詞
市民の、一般市民に関する
軍・宗教の権威に対して「一般市民の領域」を指すのがコアイメージの中心。civil rightsは「市民としての権利」。 -
形容詞
内政の、国内の
外交・軍事(対外的な問題)ではなく「市民社会の内部の運営」を指す。civil warは「同じ市民同士の戦争=内戦」。 -
形容詞
民間の(軍・宗教に対して)
軍や聖職者の特別な権威とは切り離された「一般市民の世界」を意味する。civil engineeringは「民間の土木工学」。 -
形容詞
民事の(刑事に対して)
国家対個人の刑事事件ではなく、「市民と市民の間の法的争い」を示す法律用語。 -
形容詞
礼儀正しい、無礼でない程度の
「社会の一員として最低限守るべき秩序ある振る舞い」がコア。politeほど積極的な親切さはなく、「無礼ではない」という最低ラインのニュアンスが強い。
3例文
4よくある間違い・注意点
「礼儀正しい」の訳としてpoliteと混同しやすいが、civilは「無礼ではない最低限の礼儀」であり、politeのように積極的な丁寧さを含まない。’He was civil but not friendly.’(愛想はなかったが失礼でもなかった)のような使い方に注意。
civil warを「文明の戦争」と誤訳しないこと。civilized(文明化された)と混同しやすいが、civil warは「同じ国の市民間の戦争=内戦」。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| polite | 積極的に丁寧で親切な態度を示す。civilの「最低限、無礼でない」より一段高い礼儀のレベル。 |
| courteous | 宮廷(court)由来で、格式ある丁寧さ・敬意を含む。civilより明らかにフォーマルで肯定的なニュアンス。 |
| domestic | 「国内の・家庭の」を指すが、civil(内政・市民社会の)ほど「市民の秩序・規範」のニュアンスを持たない。 |
対義語: military(軍の)、criminal(刑事の)、rude(無礼な)、foreign(外国の)
6派生語・関連語
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civilian
名詞・形容詞
民間人、一般市民(の) -
civility
名詞
礼儀正しさ、丁寧さ -
civilize
動詞
文明化する、礼儀作法を身につけさせる -
civilization
名詞
文明、文明社会
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civil rights
名詞(句)
公民権、市民的権利
7コロケーション
- civil war(内戦)
- civil rights(公民権)
- civil engineering(土木工学)
8確認テスト
“The dispute was settled through civil proceedings rather than criminal charges.”
①礼儀正しい ②民事の ③内政の ④民間の
② 民事の。criminal charges(刑事訴追)と対比されており、「国家が罰する刑事事件」ではなく「当事者間の法的争い=民事手続き」であることが文脈から明確。これはcivilのコアイメージ「市民同士の秩序ある関係」が法律用語に現れた典型例。
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