crucial
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は16冊に掲載されています。
1コアイメージ
crucialの語源はラテン語のcrux(十字架・十字路)。十字路はまさに「どちらの道を選ぶか」を迫られる決定的な分岐点です。そこからcrucialは「その局面の結果がどちらに転ぶかを決定づけるほど重要な」というコアイメージを持ちます。単に「大切だ」というだけでなく、「それがなければ話にならない」「それが全てを左右する」という切迫した重要性のニュアンスが核心です。情報・証拠・決断・時期など、あらゆる名詞に付いて「それ抜きでは結果が変わってしまう」という意味合いを与えます。
2意味一覧
-
形容詞
決定的な、重大な
十字路のように「そこで結果が決まる」という場面に用いる。証拠・瞬間・役割などに使い、「それが勝負を分ける」という切迫した重要性を表す。 -
形容詞
不可欠な、絶対に必要な
「それなしでは結果が成り立たない」という意味で、importantより強い必要性を示す。be crucial to/for ~の形で「~に不可欠だ」という使い方が頻出。
3例文
4よくある間違い・注意点
importantと同じ感覚で使いがち。しかしcrucialは「それがなければ結果が変わる」という切迫・緊張感を伴う語。日常の小さな物事に使うと大げさになる。日本語で「大切」と言いたいだけならimportantで十分な場合が多い。
be crucial to と be crucial for の使い分けに注意。toの後には主に「目的・目標となる動作や状態」(to prove / to success)、forの後には「対象となる人・物・分野」(for students / for health)が続くことが多い。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| critical | crucialと非常に近いが、criticalは「危機的状況・臨界点」のニュアンスが強く、医療・危機管理の文脈で多用される。crucialはより広く「決定的に重要」という場面に使える。 |
| vital | 語源はvita(命)。「命に関わるほど不可欠」という生死・存亡レベルの切実さを強調。crucialより感情的・生物的な必要性のニュアンスがある。 |
| decisive | 「決断・判断を下す」というactionを伴う文脈で使われることが多い。crucialが「重要性の高さ」を表すのに対し、decisiveは「決定を下す力・行為」に焦点が当たる。 |
対義語: trivial、insignificant、minor
6派生語・関連語
-
crucially
副詞
決定的に、極めて重要なことに(文修飾にも使われる) -
crux
名詞
核心、最重要点(the crux of the matter「問題の核心」)
7コロケーション
- play a crucial role(決定的な役割を果たす)
- be crucial to[for] ~(~にとって不可欠である)
- at a crucial moment(決定的な瞬間に)
8確認テスト
“Early diagnosis is crucial for successful treatment of the disease.”
① 早期診断は病気の治療成功に役立つ。
② 早期診断は病気の治療成功に不可欠だ。
③ 早期診断は病気の治療成功に関係がある。
④ 早期診断は病気の治療成功に十分だ。
② 早期診断は病気の治療成功に不可欠だ。
【解説】crucialのコアイメージは「それがなければ結果が変わる分岐点」。①のような「役立つ」程度の語(useful)とは切迫感が異なる。③「関係がある」(related)も弱すぎる。④「十分だ」(sufficient)は論理的に逆で誤り。crucialは「それなしでは成立しない」という絶対的必要性を示すため、②「不可欠だ」が最も適切。
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