demand
【名】需要、要求、請求
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は19冊に掲載されています。
1コアイメージ
demandのコアイメージは「強制力を持って相手から何かを引き出そうとする」こと。語源はラテン語の demandare(委ねる・命じる)で、単なる「お願い」ではなく、権利・立場・必要性を根拠にした強い主張が根底にある。動詞の「要求する」「強要する」はそのまま、「必要とする」は「状況が強くそれを引き出そうとしている」というイメージ。名詞の「需要」は「市場が商品を強く引き寄せている力」、「要求・請求」も「強い力で何かを求める行為」と、すべて《強制的な引力》が共通している。
2意味一覧
-
動
(権利・立場を背景に)強く要求する、迫る
相手に有無を言わせず何かを引き出そうとする強制力のある要求。「お願い」ではなく、権利や正当性を根拠にした主張。 -
動
(状況・物事が)必要とする、要する
状況そのものが「その対応を強く引き出そうとしている」イメージ。主語が人でなく事物になる用法。 -
名
要求、請求、(権利に基づく)主張
強い力で何かを引き出そうとする行為そのものを名詞化したもの。 -
名
需要(← 見落とされがちな意味)
市場・消費者が商品・サービスを強く引き寄せる力。supplyとセットで「供給と需要」という経済用語として頻出。 -
名
(精神的・時間的な)負担、重い要求(← 見落とされがちな意味)
仕事や人間関係が自分のリソースを強く引き出し続けるイメージ。複数形 demands でよく使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
ask と混同しがち。ask は中立的な「尋ねる・頼む」だが、demand は権利や強制力を伴う。I demand to know the truth. は「真実を知る権利がある、教えろ」という強いニュアンスで、I ask to know the truth. とは全く強度が違う。
demand that 節を使うとき、節内の動詞は仮定法現在(原形)になることを忘れやすい。例:She demanded that he apologize.(× apologizes)
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| require | 状況・規則・必要性から客観的に「必要とする」ニュアンスが強く、強制的な感情的圧力は demand より弱い。 |
| request | 丁寧に「お願いする」で、強制力はない。demand と比べると相手の意思を尊重する穏やかな表現。 |
| insist | 主張を曲げない・譲らない姿勢を強調。demand が「引き出そうとする行為」なら、insist は「自分の立場を押し通す姿勢」に焦点。 |
| claim | 権利として「主張する・要求する」で demand に近いが、claim は所有権や正当性の主張に特化し、感情的な強制力は demand ほど強くない。 |
対義語: supply(供給)、offer(申し出る)
6派生語・関連語
-
demanding
形
(仕事・人が)要求の多い、厳しい、手がかかる -
demand-driven
形
需要主導の -
in demand
熟語
引き合いが多い、需要がある
7コロケーション
- supply and demand(供給と需要)
- meet the demands(要求・需要に応える)
- demand that S (should) V(~するよう強く求める)
8確認テスト
Parenting makes enormous demands on your time and energy.
①時間とエネルギーに対して大きな需要をもたらす
②時間とエネルギーを大いに有効活用できる
③時間とエネルギーに多大な負担を強いる
④時間とエネルギーを強く要求する相手が現れる
正解:③
解説:ここでの demands は「(精神的・物理的な)重い要求・負担」という意味。子育てという状況が、親から時間とエネルギーを強制的に「引き出し続ける」コアイメージが表れている。①は経済的な「需要」の意味に引きずられた誤り、②は全く逆のニュアンス、④は主語のとらえ方がずれている。makes demands on ~ で「~に多大な負担をかける」という重要熟語として押さえておこう。
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