discount
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は6冊に掲載されています。
1コアイメージ
discountの語源は「dis-(離す・除く)+ count(数える)」。つまり「本来の数(価値)から一部を除いて数える」というイメージ。商取引での「割引」は最もわかりやすい例だが、本質は「本来の評価・価値から引いて考える」という点にある。だから「値段を割り引く」だけでなく、「話を割り引いて聞く=話半分に聞く」「意見を軽視する」など、情報や考えの重みを減じるという意味でも使われる。日本語では文脈に応じて「割引」「無視する」「軽く見る」など様々に訳されるが、根底にある「価値・重みをカットする」というコアイメージは一貫している。
2意味一覧
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名詞
割引、値引き
本来の価格から一部を「差し引いて」計算するという、最もストレートなコアイメージの表れ。 -
動詞
~を割引する、値引きする
価格という「数」から一部を除いて提示するという行為そのもの。 -
動詞
(情報・意見などを)割り引いて考える、軽視する、無視する
商品の価値だけでなく、話や意見の「重み・信憑性」も差し引いて評価するという拡張用法。「話半分に聞く」に近いニュアンス。
3例文
4よくある間違い・注意点
「割引」の名詞用法しか知らないと、動詞で使われた際に「軽視する・割り引いて考える」という意味を見落としやすい。特に長文読解でYou can discount his opinion.(彼の意見は無視していい)のような文が出ると戸惑う受験生が多い。
名詞の発音はDIS-count(第1音節強勢)、動詞もdis-COUNT(第2音節強勢)と変わる場合があるが、現代英語では名詞・動詞ともDIS-countが一般的。強勢位置の揺れに注意。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| reduction | 「価格の引き下げ」という結果・状態を指す語。discountが「差し引く行為やその額」を指すのに対し、reductionはより広く「削減・縮小」全般に使える。 |
| deduction | 主に「控除・差し引き額」を指し、税金や費用の差し引きに用いられることが多い。discountより公式・会計的なニュアンスが強い。 |
| dismiss | 「軽視・無視する」の意味での類義語。dismissはより完全に「切り捨てる・無視する」ニュアンスで、discountの「割り引いて考える(少しは考慮する)」より強い否定感がある。 |
対義語: premium、markup、overestimate
6派生語・関連語
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discounted
形容詞
割引された、割引価格の -
discounting
名詞・動名詞
割引(行為)、手形割引 -
discountable
形容詞
割引可能な
7コロケーション
- offer a discount(割引を提供する)
- at a discount(割引価格で)
- discount rate(割引率/割引金利)
8確認テスト
“Don’t discount the possibility that she might change her mind.”
① 彼女が考えを変える可能性を割引価格にするな。
② 彼女が考えを変える可能性を軽視してはいけない。
③ 彼女が考えを変える可能性を割り増しして考えるな。
④ 彼女が考えを変える可能性に割引を適用してはいけない。
② 「彼女が考えを変える可能性を軽視してはいけない。」が正解。ここでのdiscountは価格の割引ではなく、「可能性という価値を差し引いて(低く)評価する=軽視する」という意味。Don’t discount ~で「~を侮るな・軽く見るな」という表現になる。コアイメージである「価値を差し引く」が、情報・可能性に対して使われた典型例。
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