discussion
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は4冊に掲載されています。
1コアイメージ
discussionの語源はラテン語の「discutere(打ち砕く・振り払う)」に由来する。つまり、ある話題を「細かく打ち砕いて、あらゆる角度から吟味する」というイメージが根底にある。単なる情報の受け渡しではなく、テーマを多角的に分析・検討するプロセスそのものを指す。そのため「討論」という対立的な場面だけでなく、学術的な「考察・論述」や、会議での「検討・協議」など、深く掘り下げる行為全般に使われる。口頭でも文章でも使える点も重要で、論文中の一節が「discussion(考察)」と呼ばれるのもこのコアイメージから自然に理解できる。
2意味一覧
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名
討論・話し合い
複数の人がテーマを「打ち砕くように」多角的に掘り下げるやり取りを指す。対立よりも「深く考える」プロセスに焦点がある。 -
名
検討・協議
会議や相談の場で、ある問題を細かく吟味する行為全般を指す。必ずしも口頭でなくてもよく、「検討中」はunder discussionと表現される。 -
名
(論文・レポートなどの)考察・論述
学術論文のセクション名としてよく登場する。データや結果を「多角的に掘り下げて解説する」まさにコアイメージそのままの使い方。
3例文
4よくある間違い・注意点
「discussion」は必ずしも対立・論争を意味しない。debateが「賛否の対立」を前提とするのに対し、discussionは協力的な「掘り下げ」も含む。「heated discussion(白熱した議論)」のように形容詞で対立の度合いを補うことが多い。
「a discussion about〜」と言うのが自然で、「discuss about〜」とは言わない。discussは他動詞なので「discuss the issue(✕discuss about the issue)」という点に注意。discussionは名詞なのでaboutを使うが、動詞discussではaboutは不要。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| debate | 賛否が明確に分かれた対立的な議論を指す。discussionより対決色が強く、勝ち負けが意識されやすい。 |
| conversation | 日常的なおしゃべりや会話全般を指し、深く掘り下げるニュアンスはない。discussionより軽くインフォーマル。 |
| deliberation | 意思決定を目的とした、慎重かつ丁寧な審議を指す。discussionより正式で、結論を出す方向性が強い。 |
対義語: monologue、silence
6派生語・関連語
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discuss
動
〜について話し合う・検討する
-
discussable
形
話し合いができる・議論に値する
7コロケーション
- have a discussion(話し合いをする)
- under discussion(検討中で)
- open discussion(自由な討論・公開討議)
8確認テスト
“The results of the experiment are addressed in the discussion section of the report.”
① この報告書の討論セクションで実験結果が取り上げられている。
② この報告書の考察セクションで実験結果が取り上げられている。
③ この報告書の会話セクションで実験結果が取り上げられている。
④ この報告書の審議セクションで実験結果が取り上げられている。
② 「考察」が正解。論文・レポートの文脈でdiscussionは「データを多角的に掘り下げて解釈・分析するセクション」を指す学術用語として定着している。①の「討論」は対話を連想させ不自然、③の「会話」④の「審議」はこの文脈に合わない。discussionのコアイメージ「打ち砕いて深く掘り下げる」が学術的文脈では「考察」という日本語に対応することを理解しているかを問う問題。
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