entail
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は3冊に掲載されています。
1コアイメージ
entailのコアイメージは「ある物事が、別の物事を必然的・不可避的にともなって引き連れてくる」こと。法律用語で「財産の相続人を限定する(制限する)」という古い意味が語源にあり、「切り離せないように結びついている」ニュアンスが根底にある。つまり、単に『必要とする』というより、『それをするなら避けられない付随物として伴ってくる』という強い因果的つながりが核心。偶然や選択の余地なく「セットでついてくる」感覚であり、責任・苦労・リスクなど、しばしばネガティブな内容が付随するケースが多い。
2意味一覧
-
動詞
(必然的な結果として)必要とする・伴う
ある行動や計画が、別の労力・条件・結果を「切り離せない形で引き連れてくる」イメージそのもの。 -
動詞
(義務・責任・犠牲などを)課する・強いる
主語となる事柄が、目的語の負担を「避けられないものとして相手に引っ張り込む」というコアイメージの延長。 -
動詞
〔法律〕(財産・称号などを)限定相続させる
相続の範囲を「特定の人物に縛りつけて切り離せなくする」という、まさに語源に直結する意味。大学受験では稀だが語源理解に重要。
3例文
4よくある間違い・注意点
require(不足しているから必要とする)と混同しがちだが、entailは「その行為をする以上、必然的についてくる」というニュアンスが強く、主語が「引き起こす元の行為・状況」であることが多い。The job requires experience.(経験が求められる)に対し、The job entails long hours.(長時間労働が必然的に伴う)のように使い分けること。
involve(広く関わる・含む)も類義語だが、entailはより強い「必然性・不可避性」を持つ。involveは単に「関係する」程度でも使えるが、entailは「逃げられない付随」というニュアンスが核心にある。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| involve | 「関わる・含む」という比較的ニュートラルな関係性を示すのに対し、entailはより強い必然的・不可避的なつながりを強調する |
| require | 「欠けているから必要とする」という外側からの要求感があるが、entailは行為や状況そのものが内側から必然的に引き連れてくるイメージ |
| necessitate | 「〜を必要不可欠にする」という意味で近いが、necessitateは事態の緊急性・強制性が高いニュアンス。entailはより中立的に「セットでついてくる」感覚 |
| imply | 「(論理的に)〜を含意する」という論理・推論の文脈で使われ、entailのような実務的・物理的な付随感はない |
対義語: exclude、preclude
6派生語・関連語
-
entailment
名詞
必然的な付随・含意;〔法律〕限定相続
7コロケーション
- entail a great deal of + 名詞(多大な〜を伴う)
- entail significant risks / costs(重大なリスク/コストを伴う)
- entail responsibility(責任を伴う・課す)
8確認テスト
「Accepting this position entails relocating to another country.」
① この地位を受け入れることは、別の国への転居を可能にする。
② この地位を受け入れることは、別の国への転居を必然的に伴う。
③ この地位を受け入れることは、別の国への転居を禁止する。
④ この地位を受け入れることは、別の国への転居を提案する。
正解は②。entailのコアイメージは「必然的・不可避的に引き連れてくる」こと。この地位を受け入れる以上、転居は選択ではなく「セットでついてくる」不可避の条件であり、②が最も自然。①のenableや④のsuggestとは異なり、entailには「逃げられない付随」という強い必然性がある。
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