escape
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は14冊に掲載されています。
1コアイメージ
escapeのコアイメージは「何らかの拘束・危険・不快な状況の外側へと抜け出ること」です。物理的な脱出(牢獄から逃げる)だけでなく、精神的・抽象的な文脈でも広く使われます。「免れる」というニュアンスは、危険や責任が自分に向かってくるのに、それが自分に届く前に外へ出てしまうイメージ。また「(名前・詳細が)思い出せない」という意味にも使われますが、これも「情報が記憶の外へ逃げ去った」というコアから自然に導けます。逃げることが主体的か受動的かを問わず、「境界線の外に出る」という根本イメージが共通しています。
2意味一覧
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動詞
脱出する・逃げる
物理的な閉じ込めや追跡という拘束の外へ能動的に抜け出すイメージが直接的に表れた用法。 -
動詞
(危険・罰などを)免れる・逃れる
自分に迫ってくるネガティブな事態の外側へ出ることで、それを受けずに済むというコアイメージ。 -
動詞
(気体・液体などが)漏れ出る
容器という「拘束」の外へ中身が抜け出るイメージで、主語は人ではなく物になる用法。 -
動詞
(名前・事実などが)思い出せない・(記憶から)抜け落ちる
情報や記憶が意識という「囲い」の外へ逃げ去ってしまい、捕まえられないというコアイメージ。 -
名詞
脱出・逃避・逃げ場
「外へ抜け出る行為・手段・機会」がそのまま名詞化したもの。現実から精神的に離れる「現実逃避」にも使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「escape from ~」と「escape ~」の使い分けに注意。具体的な場所や状況から逃げるときは escape from が自然ですが(escape from prison)、抽象的な危険・罰などを目的語に取るときは escape ~ と前置詞なしで使うことが多いです(escape punishment / escape death)。
「ガスが漏れる」「名前が思い出せない」といった意味を日本語の「逃げる・脱出する」から類推しにくいため、見落としがちです。コアイメージ「外へ抜け出る」で理解しておくと、どの文脈でも対応できます。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| flee | 恐怖・危険から一刻も早く走って逃げ去るニュアンスが強く、逃げること自体が目的。escapeが「外に出て免れる結果」に焦点を当てるのに対し、fleeは「逃走の行動」に焦点がある。 |
| evade | 追跡・責任・質問などをうまく「かわす・すり抜ける」ニュアンスで、ずる賢い回避を示すことが多い。escapeより意図的・策略的な印象。 |
| avoid | 危険や不快なものにそもそも近づかないように「避ける」意味。escapeが「すでに迫っているものから抜け出す」のに対し、avoidは「事前に遠ざける」ニュアンス。 |
対義語: capture、confront
6派生語・関連語
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escapee
名詞
脱走者・逃亡者 -
escapism
名詞
現実逃避(主義) -
escapist
形容詞・名詞
現実逃避的な・現実逃避をする人 -
inescapable
形容詞
避けられない・逃れられない
7コロケーション
- escape from prison(刑務所から脱走する)
- narrow escape(間一髪の脱出・九死に一生)
- escape responsibility(責任を免れる)
8確認テスト
“The details of the contract escape me at the moment.”
① 契約の詳細が私から逃げている
② 契約の詳細が今すぐ必要だ
③ 契約の詳細が今は思い出せない
④ 契約の詳細を今すぐ調べる
③ 「情報が記憶の外へ逃げ去ってしまい、捕まえられない」というescapeのコアイメージが抽象的に使われた用法。「escape me」で「(情報・名前などが)思い出せない・わからない」という意味になる。①は直訳で意味をなさず、②④はescapeの意味から全く外れている。
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