exploit
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は16冊に掲載されています。
1コアイメージ
exploitのコアイメージは「あるものが持つポテンシャルを徹底的に引き出して活用する」こと。もともとラテン語の「外に広げる・展開する」に由来し、「持てるものを余すところなく使い倒す」感覚がある。この「使い倒す」が、対象や文脈によって意味が分岐する。資源や技術に使えば「開発・活用する」、弱者や状況の隙に使えば「搾取する・つけ込む」という否定的なニュアンスになる。名詞形(éksplɔɪt)では「武勲・功績」となるが、これも「力を最大限に発揮した結果」という同じ根から来ている。英語話者はこの単語に「力の不均衡を利用する」含みを感じることが多い。
2意味一覧
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動詞
搾取する、つけ込む
相手の弱さや立場の差を「徹底的に使い倒す」ことで、一方が利益を得て他方が損をするという不公平な構図。コアイメージの負の側面。 -
動詞
(資源・状況などを)開発する、活用する
資源や状況の持つポテンシャルを「余すところなく引き出す」こと。対象が物・状況のときは中立〜肯定的なニュアンスになる。 -
動詞
(機会・弱点などを)うまく利用する
「相手の隙や好機を最大限に使い切る」という意味で、スポーツや競争の文脈でよく使われる。搾取ほど倫理的に問題視されないが、策略的な含みは残る。 -
名詞(éksplɔɪt)
武勲、功績、偉業
力・能力を最大限に「発揮しきった」結果としての目覚ましい行為。動詞とアクセント位置が異なるので注意。
3例文
4よくある間違い・注意点
exploitは「人」を目的語にすると原則として「搾取する」という否定的なニュアンスになるが、「物・状況・機会」を目的語にするときは「活用する・開発する」と中立的な訳になる。文脈によって訳を使い分けられるようにしよう。
名詞形の exploit(éksplɔɪt)はアクセントが動詞(eksplɔɪt)と異なり、意味も「武勲・功績」とまったく別物になる。受験英語では動詞の意味が問われることが大半だが、名詞も長文中に登場するので見落とさないこと。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| use | 最も一般的な「使う」。価値や隠れたポテンシャルを引き出すニュアンスはなく、単純に手段として扱うだけ。exploitのような「使い倒す・つけ込む」含みはない。 |
| utilize | 「有効に活用する」という意味でexploitと似るが、搾取・つけ込むニュアンスはまったくない。むしろ正当・効率的な活用に使われる。 |
| abuse | 「乱用する・虐待する」で否定的ニュアンスはexploitより強い。exploitは「使い倒して利益を得る」ことに焦点があるが、abuseは「規範を逸脱した使い方」そのものに焦点がある。 |
| leverage | 「てこの原理のように優位な立場を使う」という意味でビジネス文脈で多用される。exploitと違い、ほぼ常に中立〜肯定的なニュアンス。 |
対義語: neglect(無視する・放置する)、protect(守る)、waste(無駄にする)
6派生語・関連語
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exploitation
名詞
搾取;開発;活用
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exploitative
形容詞
搾取的な、人を食い物にする -
exploiter
名詞
搾取する人、搾取者 -
exploits
名詞(複数形)
武勲、偉業(複数で使われることが多い)
7コロケーション
- exploit a weakness(弱点につけ込む)
- exploit natural resources(天然資源を開発する)
- exploit an opportunity(機会を最大限に活かす)
8確認テスト
“The startup was quick to exploit the gap in the market before its competitors noticed.”
① 搾取する
② 開拓・活用する
③ 破壊する
④ 無視する
② 開拓・活用する。対象が「市場の隙間(gap in the market)」という物・状況であり、しかも競合他社より先にというポジティブな文脈。「ポテンシャルを徹底的に引き出す」というコアイメージがここでは「うまく利用する・開拓する」という肯定的な意味で現れている。①の「搾取する」は人を対象にした不公平な文脈で使われるニュアンスなので不適切。
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