extinct
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は9冊に掲載されています。
1コアイメージ
extinctはラテン語の「extinguere(火を消す)」に由来する。語源的に「ex-(完全に)+stinguere(消す)」であり、まさに「fire is extinct(火が完全に消えた)」というコアイメージを持つ。一度消えたら再び灯ることのない、完全かつ不可逆的な消滅を表すのがこの単語の本質。生物の絶滅はもちろん、火山活動の停止・慣習や制度の廃絶など、「かつては存在・活動していたものが、今や跡形もなく消え去った」あらゆる状況に使われる。単に「ない」のではなく、「かつてあったものが今はもう完全にない」という時間的コントラストと不可逆性が核心にある。
2意味一覧
-
形
(生物種が)絶滅した
かつて地上に存在していた生命の火が完全に消え、もはや一個体も存在しない状態。コアイメージがそのまま当てはまる最も典型的な用法。 -
形
(火山が)活動を停止した、死火山の
文字通り「火が消えた」状態。マグマ活動という「火」が完全に停止し、再噴火の可能性がほぼない火山を指す。コアイメージに最も直結する用法。 -
形
(慣習・称号・家系などが)廃絶した、消滅した
制度・風習・貴族の家系などがかつては確かに存在したが、今は完全に跡を絶っている状態。「社会的な火」が完全に消えたイメージ。
3例文
4よくある間違い・注意点
extinctは「すでに完全に消滅した」状態を表す。まだ生き残りがいる場合はendangered(絶滅危惧の)やthreatened(脅かされている)を使う。extinctとendangeredを混同しないよう注意。
become/go extinctという動的表現と、be extinctという状態表現の使い分けに注意。「絶滅する(プロセス)」はgo/become extinct、「絶滅している(状態)」はbe extinctを使う。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| extinct | (この単語自体)火が完全に消えた=完全かつ不可逆的な消滅。生物・火山・慣習など幅広く使える。 |
| dead | 生命が終わったことを広く指すが、種全体の消滅ではなく個体の死を意味することが多く、extinctほど「不可逆的な完全消滅」のニュアンスは強くない。 |
| obsolete | 技術・言語・制度などが時代遅れになって使われなくなった状態。extinctより「廃れた・時代遅れ」という意味合いが強く、完全消滅より「実質的に使用されない」に近い。 |
| vanished | 突然・跡形もなく消え去ったことを表す動詞・形容詞。extinctが「状態」を静的に描写するのに対し、vanishedは消える「動作・結果」に焦点を当てる。 |
対義語: living、extant、surviving、active(火山の場合)
6派生語・関連語
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extinction
名
絶滅、消滅、廃絶
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extinguish
動
(火・光などを)消す;(希望・感情などを)消し去る
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extinguisher
名
消火器(fire extinguisher)
7コロケーション
- go / become extinct(絶滅する)
- extinct species(絶滅種)
- extinct volcano(死火山)
8確認テスト
The noble title became extinct when the last heir died without children.
① 有名になった
② 廃絶した
③ 絶滅危惧になった
④ 活発になった
② 廃絶した。後継者なく最後の当主が亡くなり、貴族の称号という「社会的な火」が完全に消えた=不可逆的に消滅した状態を表している。「絶滅した」では生物的ニュアンスが強すぎ、この文脈では「廃絶した」が最も自然。extinctは生物だけでなく、家系・称号・慣習など幅広い「完全な消滅」に使える点を理解できているかを問う問題。
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