familiar
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は16冊に掲載されています。
1コアイメージ
familiarの語源はラテン語のfamilia(家族・家庭)。「家族のような距離感の近さ」がコアイメージである。家族と一緒にいれば自然と相手のことを深く知るし、長い時間を共にすれば親しみも生まれる。このイメージから、「よく知っている・見慣れた」(知識的な近さ)、「精通している」(深く知り尽くしている)、「親しい・馴れ馴れしい」(人間関係の近さ)という意味が派生する。日本語の「なじみ」という感覚に近く、ある対象との間に心理的・知識的な壁がなくなった状態を指す。文脈によって「詳しい」にも「見慣れた」にも「親密な」にも訳せるが、すべて根底には『距離感の近さ』がある。
2意味一覧
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形容詞
よく知っている、見慣れた
ある物事との距離が縮まり、脳の中で「なじみのもの」として定着した状態。見慣れた風景や聞き慣れた名前などに使う。 -
形容詞
精通している、詳しい(be familiar with の形で)
知識の上で対象との距離がゼロになった状態。「家族のことは隅々まで知っている」ように、ある分野や事柄をよく知り尽くしているニュアンス。 -
形容詞
親しい、打ち解けた
人間関係における距離の近さ。家族のようにくだけた間柄であることを示す。時に「馴れ馴れしい(度が過ぎた親しさ)」という否定的ニュアンスも持つ。 -
名詞
使い魔(魔女などに仕える動物・霊)
「家族同然に親しく仕える存在」というコアイメージから。ファンタジー・文学文脈で登場する意味で、受験でも稀に出題される。
3例文
4よくある間違い・注意点
be familiar with は「自分が詳しい」という意味だが、語順を逆にした be familiar to は「(ある人に)なじみがある・知られている」という意味になる。例:The name is familiar to me.(その名前は私には聞き覚えがある)。withとtoで意味が変わるので注意。
「親しい」という意味から pleasant(感じの良い)と混同しやすいが、familiarはあくまで『距離感の近さ・なじみ』であり、好感度とは別の概念。馴れ馴れしい(否定的)にもなりうる点がfriendlyと異なる。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| acquainted | be acquainted withで「知り合いである・知っている」の意。familiarより公式的で、知識や人間関係の表面的な認識を指し、精通・親しさの度合いはやや低い。 |
| well-versed | 「精通している」という意味に限定。familiarよりも専門的・学術的な深い知識を強調する表現。 |
| intimate | 「親密な」という意味に限定。familiarよりさらに深い個人的な結びつきを示し、感情的なつながりが強い。 |
対義語: unfamiliar、strange、ignorant(of)
6派生語・関連語
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familiarity
名詞
親しみ、熟知、馴れ馴れしさ -
familiarize
動詞
慣れさせる、精通させる(familiarize oneself with〜で「〜に慣れる」) -
familiarly
副詞
親しげに、打ち解けて
7コロケーション
- be familiar with 〜(〜に精通している・〜をよく知っている)
- familiar face(見慣れた顔・顔なじみ)
- become familiar with 〜(〜に慣れる・〜に精通するようになる)
8確認テスト
“Students should familiarize themselves with the exam format before the test day.”
① 試験の形式を批判する
② 試験の形式をよく知っておく・慣れておく
③ 試験の形式を覚えようとする
④ 試験の形式を無視する
② が正解。familiarize oneself with 〜 は「〜に精通する・〜に慣れる」という意味の重要熟語。コアイメージ「距離感を縮める」を能動的に行う表現で、「試験形式との間にある壁をなくす=よく知っておく・慣れておく」が最も自然。③の「覚えようとする」は memorize に近く、familiarizeの「なじみになる」というプロセスとは異なる。
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