refer
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は16冊に掲載されています。
1コアイメージ
referの語源はラテン語の「re-(後ろへ・元へ)+ ferre(運ぶ・向ける)」。つまり「何かを別の方向へ向け直す」というのがコアイメージ。話題の向きを「あの人のこと・あの件のこと」に向けると「言及する」になり、情報を求める向きを「あの本・あのページ」に向けると「参照する・参考にする」になる。また、人を別の専門家・部署へ「向ける」と「紹介する・案内する」という意味にもなる。異なる日本語訳がついているが、根っこはすべて「注意や行動の向きをそちらへ向ける」という一つのイメージから生まれている。
2意味一覧
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動詞(自動詞)
〜に言及する、〜のことを指す
発言の「向き」をある話題・人物・事柄へ向けるイメージ。refer to A で「Aのことに触れる・Aを指している」となる。 -
動詞(自動詞)
〜を参照する、〜を参考にする
情報を得るために視線・注意を「あの資料・辞書・ページ」へ向けるイメージ。「確認のためにそこへ向かう」感覚。 -
動詞(他動詞)
(人を専門家・別の窓口などへ)紹介する、回す、送る
人の向かう先を「別の専門家や機関」へ向け直すイメージ。医師が患者を専門医に「送る」場面などで頻出。
3例文
4よくある間違い・注意点
refer to A は「Aについて言及する」ですが、mention A(Aに触れる)と違い、refer は「そちらへ向ける」という方向性が必要なので refer A(to なし)とは言えません。必ず refer to A の形にしましょう。
「参照する」の意味では look up(調べる)や consult(照らし合わせる)と混同されますが、refer はあくまで「すでにある情報源へ向かう」ニュアンス。新たに調べ上げるという積極性は consult の方が強く出ます。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| mention | 「ちらっと触れる」というライトな言及。referのような「向きを向ける」という方向性の強さはなく、会話中にさらっと口にする感じ。 |
| consult | 「専門家・資料に意見を求める」という能動的な調査行為。referの「そこへ向かう」よりも、積極的に情報・助言を引き出そうとするニュアンスが強い。 |
| allude | 「遠回しにほのめかす」。直接名指しせず暗示するニュアンスがあり、referの明示的な「言及」とは対照的。 |
対義語: ignore、overlook
6派生語・関連語
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reference
名詞
言及、参照、参考文献、推薦状
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referral
名詞
(専門家・機関への)紹介、回付 -
referee
名詞
審判、(就職などの)身元保証人
7コロケーション
- refer to a dictionary(辞書を参照する)
- refer to A as B(AをBと呼ぶ・称する)
- be referred to a specialist(専門医に紹介される)
8確認テスト
In her speech, the professor referred to Einstein’s theory several times.
① アインシュタインの理論を参照した
② アインシュタインの理論を紹介された
③ アインシュタインの理論に何度も言及した
④ アインシュタインの理論を否定した
正解:③
解説:refer to が自動詞として使われ、発言の「向き」をアインシュタインの理論に向けている文脈なので「言及した」が最自然。①の「参照した」は資料を確認する場面で使う訳語で、スピーチ中に「触れる」文脈には合いません。コアイメージ「話題の向きをそちらへ向ける」から③が導けます。
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