flush
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
1コアイメージ
flushの根底にあるイメージは「液体や色・感情が一気に勢いよく広がる・流れ出る」こと。トイレの水を流す(一気に水が噴き出て流れる)も、顔が赤くなる(血が一気に顔に広がる)も、この同じ動きから来ている。物理的な「水流」だけでなく、感情・血流・光などが表面に一気に溢れ出てくるあらゆる場面で使える。また「満ちている」という状態も派生し、形容詞として「(お金・資源が)豊富で」という意味にも発展する。日本語には「洗い流す」「赤面する」と別の言葉があるが、英語では同じ「一気に広がる流れ」という1つのイメージで統一されている点が重要。
2意味一覧
-
動詞
(顔が)赤くなる、紅潮する
恥ずかしさや興奮で血が顔に「一気に流れ込む」イメージ。内側から表面に向かって広がる様子がコアイメージと直結する。 -
動詞
(水で)洗い流す、水を勢いよく流す
水が「一気に勢いよく流れ出て」汚れや物を押し流す動作。トイレの水を流す動作が典型例。 -
動詞
(感情・光などが)一気に広がる、溢れ出る
感情や光が表面に向かって「一気に広がる」コアイメージの自然な拡張で、例えば「怒りが彼を紅潮させた」など感情表現にも使われる。 -
形容詞
(お金・資源が)十分ある、裕福な;(表面が)平らな、段差のない
「満ちあふれている」状態がコアイメージの派生。資源が「溢れるほど」あるイメージと、表面が「何も出っ張りなく平らに満たされた」イメージに対応する。 -
名詞
(顔などの)紅潮;(トイレの)水洗;(感情の)ほとばしり
動詞の意味がそのまま名詞化したもの。「一気に広がる流れ・状態」そのものを指す。
3例文
4よくある間違い・注意点
「顔が赤くなる」という意味でblushと混同しやすい。blushは主に恥ずかしさや照れによる自然な赤面に限られるが、flushはより強い赤み・熱感を伴い、怒り・興奮・発熱など幅広い原因で使われる。「flush with anger(怒りで顔を真っ赤にする)」はblushに置き換えられない。
形容詞「flush(平らな・十分な)」の意味は単語帳に載りにくいが、「The door is flush with the wall(ドアが壁と面一だ)」や「flush with money」など実用的な表現に頻出するため要注意。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| blush | 恥ずかしさ・照れによる赤面に特化。flushより感情の範囲が狭く、怒りや発熱には使わない。 |
| rinse | 水で「すすぐ・流す」だが、flushのような勢いや一気に押し流すニュアンスは薄い。比較的穏やかな洗浄を指す。 |
| redden | 単純に「赤くなる」という色の変化を表す。感情や血流の動きというコアイメージはなく、より物理的・中立的な表現。 |
対義語: drain、pale
6派生語・関連語
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flushed
形容詞
(顔が)紅潮した、(感情で)興奮した -
flushing
名詞・動名詞
洗い流すこと;紅潮(すること)
7コロケーション
- flush the toilet(トイレの水を流す)
- flush with embarrassment / anger(恥ずかしさ・怒りで顔を赤らめる)
- flush out(〜を水で洗い出す;隠れているものを追い出す)
8確認テスト
“After running the marathon, his face was flushed and he was breathing heavily.”
①顔が青ざめて ②顔が紅潮して ③顔が洗われて ④顔が汗で濡れて
②顔が紅潮して。運動によって血が顔に「一気に流れ込んだ」状態を表しており、flushのコアイメージ「一気に広がる流れ」が体の表面(顔)に現れた典型例。①のpaleは逆の意味、③④はflushの意味から外れる。
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