fur
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は11冊に掲載されています。
1コアイメージ
furのコアイメージは「動物の体表を密に覆う、柔らかくて細かい毛の集まり」です。hairが一本一本の毛を指すのに対し、furは動物の体を面として覆う毛全体を指します。このイメージから、素材としての「毛皮」(剥いだ皮ごと)や「毛皮製品」(コートや帽子など)を指す意味が生まれます。また比喩的に、舌の表面に生える白いコーティング(舌苔)や、ケトルの内側に付着する水垢なども furと呼ばれます。これらすべて「表面を覆う細かいもの」という共通のイメージでつながっています。英語圏では毛皮産業・ファッションと深く結びついた文化的文脈も持つ語です。
2意味一覧
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名
(動物の体を覆う)柔らかい毛、獣毛
動物の体表を密に覆う細かい毛そのものを指す、最も基本的な意味。hairが個々の毛を指すのとは異なり、毛の「まとまり・面」をイメージする。 -
名
毛皮、毛皮製品(コート・帽子など)
動物から剥いだ毛付きの皮や、それを素材とした製品を指す。毛が表面を覆ったままの状態が素材としての価値を持つことから。 -
名
(舌・ケトルなどに付着する)白い膜、垢、水垢
「表面を薄く覆う細かいもの」というコアイメージが転用され、舌苔や水垢・湯垢のような「表面に積もるコーティング」を指す。英国英語でよく使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
furは毛皮製品を指すが、日本語につられて生きた動物の体毛を「毛皮」と訳すのは不自然。’The cat’s fur is soft.’は「猫の毛は柔らかい」が正しく、「毛皮が柔らかい」では剥いだ皮のニュアンスになる。文脈によって「毛」「獣毛」「毛皮」と柔軟に訳し分けることが重要。
hairとの混同に注意。hairは人の髪や、一本一本の毛を指すのに対し、furは動物の体を覆う毛全体(面・集合体)を指す。人間の体毛にはfurを使わない。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| pelt | 剥いだ状態の生皮(毛付き)を指し、素材・取引の文脈で使われる。furより荒々しく産業的なニュアンス。 |
| coat | 動物の体を覆う毛全体をcoatとも呼ぶ(a dog’s coat)。furより中立的で、毛の質感より「覆い」としての機能を強調する。 |
| hide | 毛を除いた動物の皮・革を指す。furが毛付きなのに対し、hideは毛なしの皮(leather加工前)。 |
対義語: hide(毛なしの皮)、bare skin(むき出しの素肌)
6派生語・関連語
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furry
形
毛並みの、ふわふわした毛で覆われた -
furred
形
毛皮で作られた、毛皮を着た;(舌などが)白く覆われた -
furrier
名
毛皮商、毛皮職人
7コロケーション
- fur coat(毛皮のコート)
- fake fur / faux fur(フェイクファー、人工毛皮)
- fur trade(毛皮貿易)
8確認テスト
“The puppy’s fur felt incredibly soft when I petted it.”
① その子犬の毛皮はなでると驚くほど柔らかかった。
② その子犬の毛はなでると驚くほど柔らかかった。
③ その子犬の皮はなでると驚くほど柔らかかった。
④ その子犬の羽毛はなでると驚くほど柔らかかった。
② が正解。生きている子犬の体毛を指しているため、「毛皮」(①)では剥いだ皮のニュアンスになり不自然。furのコアイメージは「動物の体を覆う柔らかい毛の集まり」であり、この文脈では単純に「毛」と訳すのが最も自然。③「皮」や④「羽毛」はfurの意味と異なる。
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