besides
【前置】…のほかに、…を除いて
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は11冊に掲載されています。
1コアイメージ
besides の語源は beside(〜のそばに)+ s(複数・強調)で、「ある物事のすぐ外側・周辺にも存在する」というイメージが核にある。前置詞として使うと「〜の外側にも(加えて)」=「〜のほかに」、または「〜の外側に出てしまっている(除いている)」=「〜を除いて」という意味になる。副詞として使うと「今の話題の外側にも言いたいことがある」=「そのうえ・さらに言えば」となる。いずれも「中心から外側に視野を広げる」動きが共通しており、話の枠を広げて何かを付け足したり、逆に枠から外したりする感覚を持つと使い分けが自然にできる。
2意味一覧
-
副詞
そのうえ、さらに言えば
今話していることの「外側」に視野を広げ、追加の情報・理由を提示するイメージ。単なる並列ではなく「念を押す・補強する」ニュアンスがある。 -
前置詞
〜のほかに(も)、〜に加えて
ある物事を「外側から含める」イメージで、主役をそのままにしつつさらに別のものを枠の中に加える。in addition to に近い。 -
前置詞
〜を除いて、〜以外に
ある物事を枠の「外側に出す」イメージ。文脈によっては「〜を差し引いた外側に何があるか」という意味になり、except に近くなる。 -
副詞(口語・感情的)
それに、どうせ(言い訳・反論を添えるとき)
日常会話で言い訳や反論を「外側から付け足す」ときに使われる感情的な用法。「それに〔そもそも〕〜だし」という自己弁護のニュアンスを帯びる。
3例文
4よくある間違い・注意点
besides と beside を混同しやすい。beside は「〜のそばに(場所)」という前置詞で、besides とは別語。例:Sit beside me.(私のそばに座って)では besides は使えない。
「〜を除いて」の用法で besides と except を混同しがち。besides は「〜を除いた外側にも他にある」という含意があり、No one besides him = 彼以外の人(存在はするが含めない)というニュアンス。except はより厳密に「〜だけを例外として取り除く」意味で、All of them except him left.(彼を除いて全員去った)のように使う。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| moreover | 論理的・書き言葉的なつながりを強調して「さらに重要なことに」と積み上げるニュアンス。besides よりフォーマルで感情が入りにくい。 |
| furthermore | 議論や説明を一段階前進させる「さらには」。論文・報告書でよく使われ、besides より堅い文体。 |
| in addition (to) | 「〜に加えて」と中立的に付け加えるだけで、補強・弁護のニュアンスは薄い。besides より客観的。 |
| apart from | 「〜は別として/〜を除けば」と対象を脇に置くイメージ。besides の「除いて」用法に近いが、より口語的でイギリス英語に多い。 |
対義語: except for(〜を除いて、対比的)、instead of(〜の代わりに)
6派生語・関連語
7コロケーション
- besides that(それに加えて・そのうえ)
- besides the point(的外れで、論点からずれて)
- who/what/where else besides 〜(〜以外に誰が・何が・どこが)
8確認テスト
“I don’t want to go to the party. Besides, I have a lot of homework to finish.”
① それどころか
② つまり
③ それに(そもそも)
④ ところで
正解:③「それに(そもそも)」。話者はすでにパーティーに行きたくないと言った上で、外側からさらに「宿題が山積みだ」という追加の理由を付け足している。besides は補強・言い訳を付け加える典型的な副詞用法。①「それどころか」は逆接、②「つまり」は言い換え、④「ところで」は話題転換であり、いずれも besides のコアイメージ(外側に広げて付け足す)と合わない。
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