grip
【動】握る、つかむ
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は4冊に掲載されています。
1コアイメージ
gripのコアイメージは「対象をしっかりと手放さない状態でつかんでいること」。物理的に手でつかむ動作だけでなく、「状況・感情・注意を離さずとらえ続ける」という抽象的な場面にも広がる。例えば「fear gripped him(恐怖が彼をとらえた)」では恐怖が人を逃がさずつかんでいるイメージ。また「get a grip on a situation(状況を把握する)」では、掴みどころのない状況を手の中に収めるイメージから「理解・掌握」になる。「grip」は単なる接触ではなく、「しっかり離さない緊張感」が常に含まれる点が他の類義語と異なる。
2意味一覧
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動
(しっかりと)握る・つかむ
最も直接的なコアイメージの表れ。手が対象物を離さない力をもって保持している動作。 -
動
(注意・感情などが)強くとらえる・釘付けにする
感情や映画などが人の意識を「離さずつかんで放さない」状態にすることを表す。「gripping movie(目が離せない映画)」はこの用法。 -
名
握る力・つかむ力・グリップ感
手が対象を保持するための力そのもの。タイヤのグリップ力など、摩擦による「離れない力」にも使われる。 -
名
把握・掌握・支配力
「手の中に状況を収めている」イメージから、状況・権力・理解を自分の管理下に置いていることを表す。 -
名
理解・飲み込む力
抽象的な概念を「つかむ」イメージから、知識や状況を自分のものにして理解している状態を指す。
3例文
4よくある間違い・注意点
「理解する」という意味では understand よりフォーマルかつ「完全に自分の手中に収めた」ニュアンスが強い。get a grip on ~ は「~を完全に掌握する」という強い意味を持つため、単なる「わかった」とは異なる。
gripping は形容詞で「手が離せないほど面白い・引き込まれる」という意味になる。interesting や exciting と混同しがちだが、gripping は特に「目・耳・心が釘付けになって離れられない」強さを含む。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| grasp | grasp も「しっかりつかむ」だが、「意味や概念を頭でとらえる(理解する)」という知的な把握のニュアンスが強い。gripは「力で離さない緊張感」、graspは「すっと飲み込む」イメージ。 |
| clutch | clutchは「(恐怖や必死さから)ぎゅっとつかむ」で、切迫した感情を伴うことが多い。gripより一時的・衝動的なつかみ方。 |
| seize | seizeは「素早く力強く奪い取るようにつかむ」で、瞬間的・強引な動作。gripの「持続して離さない」感よりも、奪取の瞬間に焦点がある。 |
対義語: release、let go
6派生語・関連語
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gripping
形容詞
(物語・映画などが)人を引き込む・目が離せない・手に汗握る -
gripped
形容詞
(感情・恐怖などに)強くとらわれた・とらえられた -
grippe
名詞
(古・医)インフルエンザ(体を「つかんで離さない」病気のイメージから)
7コロケーション
- get a grip on ~(~を把握する・掌握する)
- lose one’s grip(支配力・把握を失う)
- in the grip of ~(~にとらわれて・~の支配下で)
8確認テスト
“The entire country was gripped by fear during the outbreak.”
① 国全体が恐怖を握りしめた
② 国全体が恐怖にとらわれた
③ 国全体が恐怖を理解した
④ 国全体が恐怖から解放された
②「国全体が恐怖にとらわれた」が正解。gripのコアイメージは「離さずつかむ」だが、主語が感情(fear)で目的語が人・集団の場合、「感情が人を逃がさずつかんでいる」=「~にとらわれる」と訳すのが最自然。①は日本語として不自然、③は grasp のニュアンスに近く文脈に合わない、④はコアイメージの正反対。
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