primarily
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は4冊に掲載されています。
1コアイメージ
primarilyの語根はラテン語の「primus(第一の・最初の)」。つまり「複数ある要因・目的・性質の中で、第一位に来るもの」がコアイメージ。単に「最初」というだけでなく、「他を差し置いて一番重要・優先度が高い」というニュアンスが常に伴う。そのため文脈によって「主に」「まず第一に」「本来的に」「主として」など様々な日本語に訳せるが、どれも根底には『優先順位の第一位』という感覚がある。secondarily(第二に)やpartly(部分的に)と対比的に使われることが多く、他の理由や要素を完全に排除するわけではない点も重要。
2意味一覧
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副詞
主に、まず第一に
複数の理由や目的の中で「第一位・最優先」のものを指し示す。他の要素の存在を暗に認めつつも、最重要なものを強調する。 -
副詞
本来的に、根本的に
「最初から・本質的に」という意味でも使われる。何かの本来の性質や目的が「第一位」であることを述べる場面で自然に使われる。 -
副詞
もっぱら、特に
「他のものよりも圧倒的に第一位」という強調が強まると、「もっぱら〜のために」「特に〜において」という日本語が最もしっくりくる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「主に=mostly(大部分が)」と混同しやすいが、primarilyは『優先順位の第一位』、mostlyは『量・割合の大部分』というニュアンスの違いがある。例えば「The audience was mostly students.(聴衆のほとんどは学生だった)」はmostlyが自然で、primarilyには置き換えにくい。
「最初に(時間的な順序)」と誤解するケースがある。primarilyに時間的な順序の意味はほぼなく、あくまで「優先度・重要度の第一位」を表す。時間的な「最初に」にはfirstやinitiallyを使う。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| mainly | 最も一般的な類義語で口語的。primarilyよりやや軽いニュアンスで、単純に「主として」を意味する。フォーマルさではprimarilyが上。 |
| chiefly | 「最高位のもの(chief)」という語根を持ち、primarilyに近いフォーマルな語。ただしchieflynは割合・構成の主要要素を指すことが多い。 |
| above all | 「何よりもまず」という強調が強く、感情的な強調を伴う場合が多い。primarilyがより客観的・分析的なのに対し、above allは話者の価値観が前面に出る。 |
| essentially | 「本質的に」という意味が中心で、事物の本来の性質を述べる文脈で使われる。primarilyの「本来的に」の用法と重なることがあるが、essentiallyは構造・性質の核心を指す。 |
対義語: secondarily、incidentally、marginally
6派生語・関連語
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primary
形容詞・名詞
【形】第一の、主要な、根本的な 【名】(米)予備選挙
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prime
形容詞・名詞・動詞
【形】最重要の、最上質の 【名】全盛期 【動】準備させる
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primer
名詞
入門書、下塗り剤(「第一歩」のもの)
7コロケーション
- primarily because ~(主な理由は〜だから)
- primarily designed for ~(本来〜のために設計された)
- primarily responsible for ~(〜に対して主として責任がある)
8確認テスト
“The new law is aimed primarily at reducing carbon emissions, though it will also affect energy prices.”
① 最初から ② 部分的に ③ まず第一に・主として ④ 完全に・もっぱら
③「まず第一に・主として」が正解。法律の目的が複数ある中で(though it will also affect…という補足がある)、最優先・最重要の目的を指し示している。primarilyのコアイメージ『優先順位の第一位』がそのまま現れた文。①は時間的順序の意味で不適切、②はpartlyのニュアンスで量的に少なすぎる、④は他の目的を一切認めない強すぎる表現で文脈と合わない。
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