herd
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は8冊に掲載されています。
1コアイメージ
herd のコアイメージは「同じ種類の生き物が一塊になって移動・行動している状態」です。もともとは牛・馬・象などの大型動物の群れを指す言葉で、単に「集まっている」だけでなく、「一緒に動く」というダイナミックな側面が重要です。そこから転じて動詞では「群れを一定方向に追い立てる」という意味が生まれ、さらに人間に使うと「羊のように言われるがままに動く・人をぞろぞろと連れて行く」というやや軽蔑的なニュアンスも帯びます。群衆を指す herd of people は「烏合の衆」に近い響きを持つことも覚えておくと、文脈に応じた読み取りが正確になります。
2意味一覧
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名詞
(大型動物の)群れ
牛・馬・象など大型動物が一塊になって動いている状態がコアイメージそのもの。sheep には flock、fish には school を使うので使い分けに注意。 -
名詞
(人の)大群、烏合の衆
人間に転用すると「個を失い、流れに乗って動くだけの大集団」というやや否定的なニュアンスになる。「the herd(大衆・世間)」という表現も重要。 -
動詞
(家畜などを)追い立てる、追い込む
群れをまとめて一定方向に動かすことがコアイメージ。人に使うと「ぞろぞろと連れて行く・押し込む」という強制的な移動のニュアンスになる。 -
動詞
群がる、群れをなして動く
主語が人や動物の集団のとき、「まとまってぞろぞろ動く」という自動詞用法。受験では見落とされがちな意味だが頻出。
3例文
4よくある間違い・注意点
動物の群れを表す単語は動物の種類によって使い分けが必要。herd は牛・馬・象など大型動物に使い、羊・鳥には flock、魚・クジラには school / pod を使う。すべて「群れ」と覚えてしまうとライティングで失点する。
herd を人に使うと「烏合の衆・家畜のように扱われる」という否定的ニュアンスが出る。crowd(中立的な人混み)と混同せず、文脈のトーンを読み取ること。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| flock | 羊・鳥などの小・中型動物の群れ、または信者・生徒などの集団。herd より「寄り集まる」イメージが強く、動物の種類が異なる。 |
| crowd | 人の群集を指す中立的な語。herd のような「無個性・家畜的」という侮蔑のニュアンスはない。 |
| drove | 移動中の家畜の群れ(特に追われながら動いている状態)を指す。herd より「追い立てられて移動する」動的な文脈に限定される。 |
| mob | 暴力的・無秩序な群衆。herd より危険・混乱のニュアンスが強い。 |
対義語: individual(個人・個体)、loner(一匹狼)
6派生語・関連語
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herdsman
名詞
牧童、牧夫(家畜の群れを管理する人) -
herder
名詞
牧畜従事者、家畜を追う人 -
herd mentality
名詞(句)
付和雷同、群集心理(個を失って大衆に流される傾向)
7コロケーション
- a herd of cattle/elephants(牛/象の群れ)
- herd A into B(AをBに追い込む・押し込む)
- follow the herd(大勢に従う、付和雷同する)
8確認テスト
The teacher herded the students into the gymnasium for the assembly.
① 生徒たちを体育館に集合させた
② 生徒たちを体育館からぞろぞろと連れ出した
③ 生徒たちを体育館で自由に遊ばせた
④ 生徒たちを体育館でまとめて叱った
① herd A into B で「AをBの中に追い込む・連れていく」の意味。先生が生徒たちをまるで家畜を追い立てるように体育館へ移動させるイメージで、「集会のために体育館へぞろぞろと連れて行った」という文脈に最も自然に合う。②は into(中へ)と矛盾し、③④は herd の核心である「一方向への移動・追い立て」とかけ離れている。
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