ignorance
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は4冊に掲載されています。
1コアイメージ
ignoranceの語源はラテン語の「ignorare(知らない)」で、in-(否定)+ gnoscere(知る)が組み合わさったもの。コアイメージは「ある情報・知識・事実がすっぽり抜け落ちている状態」。単に「知らない」という事実だけでなく、知るべきなのに知らない、あるいは無頓着に知ろうとしていないというニュアンスが含まれる。だからこそ、道徳的・社会的な批判のトーンを帯びることが多い。「無知」という訳語は正確だが、文脈によっては「不勉強」「疎さ」「無頓着」など幅広い表現に対応する。「知識の空白」というイメージを持つと、さまざまな文脈での使われ方が理解しやすくなる。
2意味一覧
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名詞
無知、知識の欠如
知識・情報がすっぽり抜け落ちている状態そのもの。最も基本的な意味で、特定の分野・事実について何も知らないことを指す。 -
名詞
(~について)知らないこと、不案内(ignorance of/about ~)
ignorance of history(歴史に疎いこと)のように、対象を of や about で示すことで「特定の領域における知識の空白」を表す。単なる「無知」より具体的な文脈で使われる。 -
名詞
無頓着、わきまえのなさ(道徳・社会的文脈)
知るべき常識・倫理を知らないという含意から、相手の行動を批判するときに「あなたはわきまえていない」という意味合いで使われることがある。
3例文
4よくある間違い・注意点
ignoranceは「単純に知らないこと」だけでなく、「知るべきなのに知らない」という批判的ニュアンスを含むことが多い。相手に使うと失礼になる場合があるので注意。
ignorance(無知・状態)とignorance of(~についての無知)を区別すること。また、形容詞形ignorant(無知な人)と混同しないよう注意。ignorantは人や態度に使い、「She is ignorant.(彼女は無知だ)」は相手への侮辱表現になりうる。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| unawareness | 「気づいていない状態」に焦点を当てる中立的な語。ignoranceより批判的トーンが弱く、単純に認識していないことを指す。 |
| illiteracy | 本来は「読み書きができないこと」を指すが、比喩的にも使われる(computer illiteracy)。ignoranceより具体的なスキルの欠如を示す。 |
| obliviousness | 「周囲の状況に無頓着・気づかない状態」で、意識が向いていないというニュアンスが強い。ignoranceより「うっかり」「ぼんやりしている」感がある。 |
対義語: knowledge、awareness、understanding、enlightenment
6派生語・関連語
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ignorant
形容詞
無知な、~を知らない(ignorant of/about)
-
ignore
動詞
無視する、~を意に介さない
-
ignorantly
副詞
無知にも、知らずに
7コロケーション
- ignorance of the law(法律の不知)
- out of ignorance(無知から、知らずに)
- blissful ignorance(幸せな無知、知らないが故の幸福)
8確認テスト
“The campaign aims to combat ignorance about mental health issues.”
① メンタルヘルス問題に関する無関心を減らすこと
② メンタルヘルス問題に関する無知・知識不足を解消すること
③ メンタルヘルス問題を無視する態度を改めること
④ メンタルヘルス問題についての誤解を正すこと
正解は②。ignoranceのコアイメージは「知識・情報がすっぽり抜け落ちた状態」であり、ここでは「メンタルヘルスについて知らない・知ろうとしない状態(知識の空白)」を解消するキャンペーンという意味が最も自然。①の「無関心(indifference)」や③の「無視(ignore)」とは異なり、あくまで「知識の欠如」がコアである。④の「誤解(misconception)」は知識の「間違い」であり、知識の「欠如」とは別。
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