impair
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は7冊に掲載されています。
1コアイメージ
impairのコアイメージは「もともと正常に機能していたものを、その能力や質が低下した状態にしてしまう」こと。語源はラテン語の「pegiorare(悪化させる)」に由来し、「以前より悪くする」という変化のベクトルが本質にある。完全に壊すのではなく、「じわじわと、あるいは部分的に機能を損ない、本来のあるべき状態より劣化させる」というニュアンスが特徴的。身体的な機能(視力・聴力・判断力)だけでなく、制度や関係性など抽象的なものの「質・効果」が落ちる場面にも幅広く使われる。
2意味一覧
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動詞
(機能・能力・質を)損なう、弱める、低下させる
正常に働いていたものが本来の状態より劣化するというコアイメージから、身体機能や能力が「機能しなくなる方向へ蝕まれる」ときに使われる。 -
動詞
(関係・信頼・制度などを)悪化させる、弱体化させる
コアイメージは物理的な機能に限定されず、信頼関係や社会的な仕組みが「徐々に弱まる・劣化する」場合にも同様に使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
impairはdamageやinjureと似ているが、完全に壊れた・怪我をしたというより「機能が低下した状態」を指す。たとえばvisually impaired(視覚障がいのある)は目が完全に見えない場合だけでなく、視機能が低下している状態全般を指す。「損傷を与えた」と大げさに訳しすぎないよう注意。
形容詞形のimpairedは単独で「(能力・機能が)低下した、障がいのある」という意味でよく使われる。visually impaired(視覚障がいのある)、hearing impaired(聴覚障がいのある)などの表現は入試・医療英語でも頻出なので合わせて覚えること。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| damage | damageは物理的な破損・損傷を広く指し、機能の有無に関わらず使える。impairは機能や能力が「低下する」ことに焦点があり、より限定的なニュアンス。 |
| weaken | weakenは「強さが弱まる」という力の減少に焦点。impairは「機能・質が本来の水準を下回る」という劣化のニュアンスが強く、より深刻な低下を含意することが多い。 |
| undermine | undermineは「足元から少しずつ崩す」イメージで、信頼・権威・制度などを内側から蝕む比喩的用法が中心。impairより陰謀・意図的な破壊のニュアンスが出やすい。 |
| harm | harmは害を与えるという意味で幅広く使えるが、impairは機能・性能の低下という具体的な結果に焦点が当たっている。 |
対義語: improve、enhance、restore
6派生語・関連語
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impaired
形容詞
(機能・能力が)低下した、障がいのある(例: visually impaired) -
impairment
名詞
機能低下、障がい、損傷(例: cognitive impairment 認知機能障がい) -
unimpaired
形容詞
損なわれていない、正常な機能を保っている
7コロケーション
- impair one’s judgment(判断力を低下させる)
- impair one’s vision / hearing(視力・聴力を損なう)
- impair cognitive function(認知機能を損なう)
8確認テスト
Chronic stress can impair memory and concentration over time.
① 記憶力と集中力を完全に破壊する
② 記憶力と集中力を徐々に低下させる
③ 記憶力と集中力を一時的に止める
④ 記憶力と集中力を急激に高める
② 「記憶力と集中力を徐々に低下させる」が正解。impairのコアイメージは「完全に壊す」ではなく「本来の機能を蝕んで低下させる」こと。over timeという表現からも、じわじわと劣化していくプロセスが読み取れる。①のように「完全に破壊する」というのは過剰な訳で、destroyやobliterateに近いニュアンス。③の「止める」や④の「高める」は文意と反対方向であり不適切。
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