inspire
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は18冊に掲載されています。
1コアイメージ
inspireの語源はラテン語の「inspirare」で、in(中へ)+ spirare(息を吹く)から成る。神が人間に命の息吹を吹き込むイメージが原点だ。「外から力を加えて動かす」のではなく、「内側に何かを吹き込んで、その人自身の中から力や感情が湧き出るようにする」というのがコアイメージ。だから「鼓舞する」「刺激を与える」だけでなく、「ある感情・考えを呼び起こす」「(作品などに)霊感を与える」といった意味にもなる。spiritやrespireと同じ語根を持つことからも、「いのちの息」のイメージが見えてくる。
2意味一覧
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動
(人を)鼓舞する、やる気を起こさせる
相手の内側に情熱や意欲の「息吹」を吹き込み、自分の力で動き出させるイメージ。外から押し付けるのではなく、内側から湧き出させる点が重要。 -
動
(感情・考えを)引き起こす、呼び起こす
「息を吹き込む」ように、ある感情や発想を相手の中に生じさせる。inspire confidence(自信を持たせる)など、感情を目的語にとる用法がこれにあたる。 -
動
(芸術・創作などに)霊感を与える、インスパイアする
神が芸術家に「神の息」を吹き込んで創造力を授けるという古典的なイメージが直接残っている用法。「インスピレーション」の語源もここにある。
3例文
4よくある間違い・注意点
inspire は「内側から湧き出させる」ニュアンスを持つため、単なる「刺激する」「促す」と混同しがちだが、motivateが「外からの動機・目的」で動かすのに対し、inspireは「内側からの情熱・感動」に訴える点が異なる。また、inspire A with B(AにBを吹き込む)とinspire A to do(AにするよういぶきこむをA に…させる)という2つの構文を混乱しないよう注意。
「inspire=鼓舞する」と覚えてしまうと、inspire fear(恐怖を引き起こす)やinspire suspicion(疑惑を生じさせる)などネガティブな感情にも使われることに気づけなくなる。コアイメージ「何かを内側に吹き込む」を押さえれば、感情の正負を問わず対応できる。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| motivate | 外側からの目標・報酬・理由を与えて行動を促すニュアンス。inspireが内的な感動や情熱に火をつけるのに対し、motivateはもっと合理的・実用的な動機づけ。 |
| encourage | 勇気や自信を与えて背中を押すイメージ。inspireより穏やかで、日常的な場面で広く使われる。感動的な変化よりもサポートのニュアンスが強い。 |
| stimulate | 知的・身体的に刺激を与えて活性化させる意味が強く、感情的な感動よりも機能的な活性化に焦点が当たる。 |
対義語: discourage、dampen、demoralize
6派生語・関連語
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inspiration
名
霊感、インスピレーション、刺激となるもの(人・物)
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inspired
形
霊感を受けた、インスパイアされた、素晴らしい(まるで神に息を吹き込まれたような) -
inspiring
形
人を鼓舞する、感動的な(聞いた人の内側から力を引き出すような) -
inspirational
形
励みになる、感化力のある(inspiringよりやや改まった表現)
7コロケーション
- inspire confidence(自信を呼び起こす)
- inspire A to do(Aに〜する気を起こさせる)
- be inspired by 〜(〜にインスパイアされる、〜に感化される)
8確認テスト
The general’s speech inspired fear rather than courage in the soldiers.
① 兵士たちを鼓舞した
② 兵士たちに恐怖を呼び起こした
③ 兵士たちを叱責した
④ 兵士たちの士気を高めた
② 兵士たちに恐怖を呼び起こした。inspireは「内側に何かを吹き込む」のがコアイメージなので、吹き込まれる内容がcourageのようなポジティブなものでも、fearのようなネガティブなものでも使える。「鼓舞する」という日本語訳だけを丸暗記していると、このような文脈で正しく訳せなくなってしまう。
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