irrational
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は3冊に掲載されています。
1コアイメージ
irrationalは「理性・理由」を意味するラテン語ratioに、否定の接頭辞ir-(in-の変形)が付いた語。「理性(ratio)の外(ir-)にある」というのがコアイメージ。人間が論理的・合理的に考える能力、つまり「理性」から外れている状態を指す。単に「間違っている」のではなく、「そもそも理性的な思考の軌道に乗っていない」という感覚が重要。感情や恐怖・衝動に支配されて冷静な判断ができない場合、あるいは数学的に有理数で表せない数(無理数)のように整然とした枠組みに収まらない場合にも使われる。「不合理」と訳されるが、本質は「理性から逸脱している」という状態にある。
2意味一覧
-
形容詞
不合理な、非論理的な
理性(ratio)の軌道から外れた議論・行動・考え方を指す。論理的に筋が通らない状態がこのイメージの核心。 -
形容詞
感情的で分別のない、理性を失った(人について)
人に対して使うと「理性が働いていない状態」を意味し、感情や衝動に流されて冷静な判断ができない様子を表す。 -
形容詞
【数学】無理の(無理数の)
√2のように有限の分数(ratio)で表せない数を指す数学用語。「有理数の枠組みに収まらない」というコアイメージがそのまま適用される。
3例文
4よくある間違い・注意点
「不合理な」という訳語に引きずられて unreasonable と混同しやすい。unreasonable は「常識的な基準を超えている・度を過ぎている」というニュアンス(例:unreasonable demand「無理な要求」)で、理性の有無よりも「程度が妥当でない」という感覚が強い。irrational は「そもそも理性的な思考の土俵に乗っていない」という根本的な逸脱を指す。
人に使うと「理性を失っている」という強い批判的含意を持つことがあるため、婉曲的な言い方(not thinking clearly など)が好まれる文脈もある点に注意。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| unreasonable | 「程度が常識の範囲を超えている」という意味合いが強く、必ずしも理性そのものが欠如しているわけではない。irrational より穏やかなニュアンスになることもある。 |
| illogical | 論理の構造として矛盾・飛躍がある点を指す。irrational が「理性の全体的な欠如」を問題にするのに対し、illogical は「論理の組み立て方の欠陥」にフォーカスする。 |
| absurd | 「常識的にあり得ない、ばかばかしい」という感情的なニュアンスを含む。irrational より主観的・感情的な評価が込められる。 |
対義語: rational、logical、reasonable
6派生語・関連語
-
irrationally
副詞
不合理に、理性を欠いて -
irrationality
名詞
非合理性、不合理さ -
rational
形容詞
合理的な、理性的な(対義語・同根語)
-
rationalize
動詞
合理化する、(感情的な行動を)後付けで理由づける
7コロケーション
- irrational fear(理屈では説明できない恐怖・根拠のない恐怖)
- irrational behavior(非合理的な行動・感情的な行動)
- irrational number(無理数)
8確認テスト
“After days without sleep, he became increasingly irrational and couldn’t make simple decisions.”
① 攻撃的な
② 理性を失った
③ 不注意な
④ 優柔不断な
② 理性を失った。睡眠不足によって「理性そのものが機能しなくなっている」状態を表しており、irrational のコアイメージ「理性の外にある」が人の状態に適用されたケース。①の「攻撃的」は文脈に合わず、③「不注意」④「優柔不断」はいずれも「理性の欠如」ではなく別の性質を示すため不正解。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。