phenomenon
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は17冊に掲載されています。
1コアイメージ
phenomenonはギリシャ語の「phaínesthai(現れる・見える)」に由来する。コアイメージは「感覚や経験によって知覚・観察できる出来事や存在」。単なる「事実」や「できごと」とは異なり、「観察者の前に姿を現し、注目に値する何か」というニュアンスが核心にある。だから自然現象・社会現象のような「目に見える形で起きていること」を指すのはもちろん、注目すべき才能を持つ人物(驚異的な人物)を指す場合にも使われる。「ありふれた日常」ではなく「観察・説明の対象になるほど際立った出来事」という色合いを常に帯びている点が日本語の「現象」とは微妙に異なる。
2意味一覧
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名詞
(自然・社会上の)現象、事象
観察者の前に姿を現し、知覚・記述できる出来事全般を指す。科学や学問の文脈で「説明すべき対象」として用いられることが多い。 -
名詞
驚くべき出来事・人物、驚異
「これほど際立った存在が目の前に現れた」という感覚が延長され、特出した才能や業績を持つ人物・事柄を指す用法。”a sporting phenomenon”(スポーツ界の驚異)のように使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
複数形に注意。phenomenonの複数形はphenomenaであり、×phenomenonsは基本的に誤り。受験では「phenomena is …」のように複数形を単数扱いするミスも頻出なので、phenomena are …と覚えておこう。
「現象」と訳すと機械的に終わりがちだが、文脈によっては「驚異」「注目すべき出来事」「際立った人物」などがより自然な訳になる場合がある。コアイメージ(観察に値するほど際立った出来事)を意識して柔軟に訳すこと。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| event | 「起きた出来事」という中立的な意味で、観察・説明の対象としての特別な色合いはない。phenomenonより広く日常的な場面でも使われる。 |
| occurrence | 「発生した出来事」という事実のみを指す。phenomenonのように「観察者の前に際立って現れる」という含意はなく、学術的なニュアンスも薄い。 |
| wonder | 「驚異・不思議なもの」。phenomenonの「驚くべき人物・事柄」の用法に近いが、wonderは感情的な驚嘆の色が強く、より文学・詩的な文体で使われやすい。 |
対義語: illusion(幻・錯覚)、fiction(虚構)
6派生語・関連語
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phenomena
名詞(複数形)
phenomenonの複数形(現象たち) -
phenomenal
形容詞
驚異的な、並外れた;現象の(に関する) -
phenomenally
副詞
驚異的に、並外れて -
phenomenology
名詞
現象学(哲学の一分野)
7コロケーション
- natural phenomenon(自然現象)
- social phenomenon(社会現象)
- explain a phenomenon(現象を説明する)
8確認テスト
At just nineteen, she sold out stadiums across the world. Critics and fans alike agreed: she was simply a phenomenon.
①一つの現象
②驚異的な存在
③ありふれた出来事
④謎めいた自然の力
②驚異的な存在。文脈から「19歳で世界中のスタジアムを満員にした」人物を指しており、「観察者の前に際立って現れた存在」というコアイメージが「驚異的な人物」という意味に転じた用法。①は直訳的すぎて不自然で文脈に合わず、③④は完全に文意とずれている。
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