press
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は13冊に掲載されています。
1コアイメージ
pressのコアイメージは「何かに対して力(物理的・心理的)を継続的に加える」こと。手でボタンを「押す」という物理的な力から、人に「迫る・せきたてる」という心理的な圧力、さらにアイロンや機械で「プレスする(押しつぶす・平らにする)」という加工まで、すべて「力をかけて対象に働きかける」という一つのイメージでつながっている。名詞では「新聞・報道機関(プレス)」という意味もあるが、これはかつて印刷機が活字を紙に「押しつけて」印刷したことに由来する。「圧力をかけ続ける」という感覚がこの単語の本質だ。
2意味一覧
-
動詞
(物を)押す、押しつける
物理的な力を対象に加えるというコアイメージそのもの。ボタンを押す・生地を伸ばすなど、手や道具で力をかける場面で使う。 -
動詞
(人を)せきたてる、迫る、強く求める
物理的な「押す力」が心理的・社会的な圧力に転じたもの。相手に圧力をかけて行動を促したり、要求を押しつける場面で使われる。 -
動詞
アイロンをかける、プレスする
熱と重みで布に力を加えてしわを伸ばすことで、「押す+平らにする」というコアイメージが直接活きている。 -
名詞
新聞、報道機関、マスコミ
印刷機(printing press)が紙に「押しつけて」文字を刷ったことに由来。転じて新聞・報道機関全体を指すようになった。 -
名詞
印刷機、圧搾機
力を加えて対象を変形・加工する機械全般をpressと呼ぶ。コアイメージが道具の名前にそのまま反映されている。
3例文
4よくある間違い・注意点
「押す」という意味でpushと混同しやすいが、pushは「一方向に力を加えて動かす」イメージ(ドアを押し開けるなど)、pressは「対象に密着して力をかけ続ける」イメージ(ボタンを押す・傷口を押さえるなど)。Press the buttonは「ボタンをじっと押す」、Push the doorは「ドアを押して開ける」と使い分ける。
press A for Bの構文(「BのためにAに迫る」)はよく出るが、press A into doing(「Aに無理やり〜させる」)という形も重要。文脈に応じて訳語が大きく変わるので、日本語1語に固定しないこと。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| push | 一方向に力を加えて動かすイメージ。pressが「密着して継続的に圧力をかける」のに対し、pushは「離れた場所へ向けて動かす」感覚が強い。 |
| urge | 「強く勧める・促す」という意味でpressに近いが、urgeは話し言葉や内心の衝動も含む柔らかいニュアンス。pressの方が強い圧力・強制感がある。 |
| squeeze | 両側や全方向から「ぎゅっと絞る・挟む」イメージ。pressが「一方向から押す」のに対し、squeezeはより包み込むような圧力。 |
対義語: release、pull
6派生語・関連語
-
pressure
名詞
圧力、プレッシャー、重圧
-
pressing
形容詞
差し迫った、緊急の(=圧力がかかっている状態)
-
impression
名詞
印象(心に「押しつけられた」跡)
-
compress
動詞
圧縮する(com-=完全に + press) -
express
動詞
表現する(ex-=外へ + press:内側のものを押し出す)
7コロケーション
- press charges(刑事告訴する)
- press a button(ボタンを押す)
- press conference(記者会見)
8確認テスト
The lawyer pressed the witness for more details about that night.
① その夜についてもっと詳しく証人を称えた
② その夜についてもっと詳しく証人に迫った
③ その夜についての詳細を証人に押しつぶした
④ その夜についての詳細を証人から受け取った
②が正解。press A for Bは「BのためにAに圧力をかける→AにBを強く求める・迫る」という意味。物理的な「押す」力が心理的な「迫る」に転じたコアイメージの典型的な用法。①のように「称える」や④のように「受け取る」は逆方向の意味で誤り。③の「押しつぶす」は物理的すぎて文脈に合わない。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。