scar
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は7冊に掲載されています。
1コアイメージ
scarのコアイメージは「完全には癒えずに残り続ける傷の痕跡」です。単なる一時的なケガ(wound)とは異なり、治癒した後も皮膚や心に刻み込まれて残る「跡」を指します。物理的な傷跡だけでなく、トラウマや喪失感など、心に永続的に刻まれたダメージにも使われます。動詞として使うときも「一時的に痛みを与える」のではなく「跡が残るほどの傷を負わせる」というニュアンスが核心にあります。この「消えずに残る」という持続性がscarの本質であり、名詞・動詞どちらでもこのイメージが貫いています。
2意味一覧
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動詞
(心や体に)傷跡を残す・深い傷を負わせる
傷をつけるだけでなく、「消えない痕跡を残す」という持続的なダメージのコアイメージが直接表れている。 -
名詞
傷跡・(心の)傷・しこり
治癒後にも残る物理的・心理的な「痕跡」そのものを指す名詞用法。コアイメージの中心。 -
名詞
(戦争・災害などが地域や社会に残した)爪痕・傷跡
個人の体や心だけでなく、社会・景観・歴史にも「消えずに残された痕跡」として使える拡張用法。
3例文
4よくある間違い・注意点
woundとの混同に注意。wound(ウーンド)は「今まさにある生々しいケガ・傷」を指し、治癒の有無は問わない。scarは「傷が治った後に残った跡」が基本。ただし比喩的には両方「心の傷」に使えるが、scarは消えない永続性のニュアンスが強い。
scarは動詞としても使えることを忘れがちで、名詞のみで暗記しがち。’The accident scarred him.’(その事故は彼に傷跡を残した)のように動詞として頻出するので、両方の品詞を押さえておこう。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| wound | 生々しい・現在進行形のケガや痛みを指し、必ずしも「跡が残る」ニュアンスはない。scarより一時的な傷に使いやすい。 |
| mark | より中立的な「跡・しるし」。良い跡にも使え、必ずしもネガティブなダメージを含まないためscarより広義。 |
| trauma | 心理的な重篤なダメージに特化した語。scarが物理的・心理的両方に使えるのに対し、traumaは精神的衝撃に限られる。 |
対義語: heal(癒す・治る)、recovery(回復)
6派生語・関連語
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scarred
形容詞
傷跡がある・傷ついた(例:a scarred face / emotionally scarred) -
scarring
名詞・形容詞
(名)傷跡形成、(形)深い傷跡を残すような
7コロケーション
- leave a scar(傷跡を残す)
- be scarred for life(一生傷跡が残る/一生トラウマになる)
- emotional/psychological scar(心の傷・精神的傷跡)
8確認テスト
“Growing up in poverty left scars that she carried well into adulthood.”
①貧困の中で育ったことが、彼女に多くの財産を残した。
②貧困の中で育ったことが、彼女の心に消えない傷跡を残し、大人になっても抱え続けた。
③貧困の中で育ったことで、彼女は傷つきやすい性格になった。
④貧困の中で育ったことが、彼女に一時的な悲しみをもたらした。
②
「scar(傷跡)」のコアイメージは「消えずに残り続ける痕跡」。’carried well into adulthood’(大人になっても持ち続けた)という表現がscarの持続性と完全に合致する。①は全く逆の意味、③は「傷つきやすい性格」という情報が文中にはなく過剰解釈、④はscarに「一時的」なニュアンスはないため不正解。
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