sharply
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
1コアイメージ
sharplyの根底にあるのは、形容詞sharpの持つ「鋭さ・角が立っている・なめらかでない」というイメージです。物理的な刃のように「急に方向が変わる」「輪郭がくっきり際立つ」「音や言葉に角がある」という共通感覚から派生しています。道路が急カーブする・価格が急落する・視線が鋭く向けられる・言葉が鋭く刺さる——これらはすべて「なだらかでなく、角が立って変化・際立ちが生じている」という一つのイメージでつながります。日本語では文脈に応じて「急激に」「鋭く」「はっきりと」「厳しく」などと訳し分けますが、どれも同じコアイメージの表れです。
2意味一覧
-
副詞
急激に(変化・カーブなどが急なさま)
なだらかな曲線ではなく、刃のように角の立った急な変化というイメージ。道路の急カーブや株価の急落などに使う。 -
副詞
鋭く・厳しく(言葉・視線などが角立っているさま)
刃が突き刺さるように、言葉や視線が相手に角のある印象を与えるさま。穏やかさや丸みがない感覚。 -
副詞
はっきりと・くっきりと(輪郭や対比が際立つさま)
境界線がぼやけず刃のように明確に切り分けられているイメージ。contrast sharply(際立って対照をなす)などに表れる。 -
副詞
ちょうど〜時に(時刻を指定するとき)
「10 o’clock sharply(きっかり10時に)」のように、時間がぴったり角に合って区切られるイメージ。日本人には見落とされがちな用法。
3例文
4よくある間違い・注意点
「急激に」という訳語だけを暗記すると、「She spoke sharply.(彼女は鋭い口調で話した)」や「contrast sharply(際立って対照をなす)」のような文脈で意味が取れなくなります。すべての訳語を「刃のように角が立つ」というコアイメージで統一して理解しましょう。
suddenlyとの混同に注意。suddenlyは「予期せず突然に」という時間的な唐突さが中心で、sharplyは「変化の角度・際立ちの鋭さ」が中心です。価格が急落する場合、sharplyは変化の急峻さ(傾きの大きさ)を、suddenlyは予兆なく起きたことを強調します。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| suddenly | 「予期なく唐突に」という時間的な突然さが中心で、変化の鋭さ・大きさは含意しない。sharplyは変化の急峻さ・角の立ち方に焦点。 |
| steeply | 主に坂・傾斜・グラフなどの物理的・数値的な「急さ」に限定される。sharplyはそれに加え言葉・視線・対比など抽象的な場面にも広く使える。 |
| abruptly | 「唐突で無礼なほど急に」というニュアンスがあり、人の言動が打ち切られるような場面に多い。sharplyより無骨・ぶっきらぼうな印象。 |
| clearly | 「はっきり」という点では重なるが、clearlyは「曖昧さがない・明瞭」に焦点で、鋭さや際立ちの角度の感覚はない。 |
対義語: gradually、gently、smoothly
6派生語・関連語
-
sharp
形容詞
鋭い、急な、はっきりした、機敏な
-
sharpen
動詞
鋭くする、研ぐ、(感覚・対立などを)先鋭化する
-
sharpness
名詞
鋭さ、急峻さ、鮮明さ
7コロケーション
- fall / rise sharply(急落する・急騰する)
- contrast sharply with ~(〜と際立って対照をなす)
- turn sharply(急に曲がる)
8確認テスト
“Sales figures have fallen sharply over the past three months.”
① ゆるやかに下がっている
② 突然消えた
③ 急激に落ち込んでいる
④ はっきりと増加している
③ sharplyは「変化の傾きが刃のように急である」というコアイメージを持ち、数値・グラフなどの急峻な変動を表す最も典型的な用法。「fallen sharply=急激に落ち込んだ」が最自然。①はgradually(ゆるやかに)、②はdisappearedに近く文意に合わない。④は意味が逆。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。