shorten
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は3冊に掲載されています。
1コアイメージ
shortenのコアイメージは「short(短い)+en(〜にする)」という構造そのもの。物理的な長さだけでなく、時間・距離・期間など「量として測れるものを減らして短くする」という動きが根底にある。服の丈を詰める、スピーチを短縮する、寿命を縮めるなど、すべて「ある基準より長かったものを削って短い状態に近づける」という方向性をもつ。また、料理用語としてバターや油脂を生地に混ぜ込む意味もあるが、これも「生地の構造を断ち切り(短くし)サクサクさせる」という発想からきており、同じコアイメージが貫いている。
2意味一覧
-
動詞(他動詞)
〔長さ・時間・距離などを〕短くする、短縮する
「short(短い)」状態に「en(変化させる)」のが基本。スカートの丈を詰めることも、会議の時間を削ることも、同じ「縮める」動きを指す。 -
動詞(自動詞)
短くなる
他動詞の逆方向で「短い状態へと変化していく」こと。冬に向けて日照時間が短くなる(The days are shortening.)のように、自然な変化を表す際に使われる。 -
動詞(他動詞・料理)
〔バター・油脂を生地に〕練り込む、サクサクにする
油脂がグルテンの鎖を「切断=短くする」ことでサクい食感を生む。shortening(ショートニング)という語もここから来ており、専門的だが語源として重要。
3例文
4よくある間違い・注意点
「短くする」と覚えると、物理的な長さにしか使えないと思いがち。しかし shorten は時間(shorten a meeting)、距離(shorten the route)、寿命(shorten one’s life)など、あらゆる「量的なもの」に使える。文脈によって「短縮する」「削る」「詰める」「縮める」と訳し分けるのがポイント。
abbreviate と混同しやすいが、abbreviate は「単語や名称を略す」(例:abbreviate ‘Doctor’ to ‘Dr.’)という書き言葉的な語。shorten はより広く「物理的・時間的な長さを縮める」ニュアンスで使う。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| abbreviate | 主に単語・名称・文書を「略す・省略する」場面で使い、shorten ほど広範には使えない。 |
| curtail | 「権利・活動・予算などを強制的に削減する」という硬いニュアンスがあり、主に抽象的なものに使う。shorten より制限・抑制の意味合いが強い。 |
| trim | 余分な部分を「切り落として整える」イメージ。見た目を整えることが目的で、shorten より「余分をそぎ落とす」ニュアンスが強い。 |
| reduce | 量・数・程度など幅広く「減らす」場合に使う汎用語。shorten は「長さ・時間」に限定されやすいが、reduce はより守備範囲が広い。 |
対義語: lengthen、extend、prolong
6派生語・関連語
-
short
形容詞・副詞
短い;不足して
-
shortly
副詞
まもなく;手短に
-
shortening
名詞
短縮すること;ショートニング(食用油脂) -
shortened
形容詞
短縮された
7コロケーション
- shorten a speech / presentation(スピーチ・発表を短くする)
- shorten one’s life(寿命を縮める)
- shorten the gap / distance(差・距離を縮める)
8確認テスト
Smoking is known to shorten people’s lives significantly.
① 人々の生活を短くする
② 人々の寿命を縮める
③ 人々の身長を低くする
④ 人々の時間を節約する
② 人々の寿命を縮める
【解説】shorten のコアイメージは「量として測れるものを短くする」こと。ここでの lives は「生活」ではなく「寿命・命」の意味で、命には長短という概念があるため shorten の対象になる。「縮める」という日本語が最も自然であり、①の「生活を短くする」は意味が通じず、③④はコアイメージから外れる。
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