wherever
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
1コアイメージ
whereverは「where(どこ)」に「-ever(〜であろうとも)」という譲歩・強調の要素が加わった語です。コアイメージは「どの場所であっても、その制限を問わず」という、場所に関するあらゆる可能性を一括して認める感覚です。特定の場所を指すのではなく、「どこだろうとすべてOK」という包括性・自由度を示します。これにより、「どこへ行っても(普遍的な真実)」「どこへ行きたいところへでも(自由の付与)」「いったいどこへ(強い疑問の強調)」といった複数の日本語訳が生まれますが、根底には常に「場所の制限を取り払う」というイメージがあります。
2意味一覧
-
接続詞・関係副詞
〜するところはどこでも、どこへ〜しようとも
「どの場所であっても」という包括性が、行先・場所の制限をすべて解放するニュアンスを生む。自由や普遍性を表す文脈で最も多く使われる。 -
接続詞(譲歩)
たとえどこへ〜しようとも(〜に関わらず)
「場所の条件がどうであれ」という譲歩の意味合いで、後続の帰結が変わらないことを示す。「wherever you go, remember me(どこへ行こうとも、私のことを覚えていて)」のような用法。 -
副詞(強調疑問)
いったいどこへ(〜するのか)
疑問文で使うと「どこへ行っても見つからないが、いったいどこへ?」という困惑・驚きを込めた強調疑問になる。whereの意味を強めた形。
3例文
4よくある間違い・注意点
wherever と wherever S+V の構造の違いに注意。「She goes wherever she likes.(彼女は行きたい場所ならどこへでも行く)」のように節をとるのが基本で、単独の前置詞のように使うことはできない(× go wherever Tokyo)。
wherever(譲歩・包括)と somewhere(不特定の一か所)は混同しやすい。somewhere は「どこか特定の一つの場所」を指すのに対し、wherever は「どの場所であってもすべて」という包括的な意味を持つ。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| no matter where | whereverとほぼ同義だが、no matter whereはより口語的・強調的な響きがある。「たとえどこであっても」という譲歩の意味合いが前面に出やすい。 |
| anywhere | anywhereは「(条件なく)どこへでも・どこかへ」という不特定の場所を指す。whereverが「〜するところはすべて」と節を導くのに対し、anywhereは単独で副詞として使えるため構文上の役割が異なる。 |
| everywhere | everywhereは「あらゆる場所すべて」という物理的な全域性を強調する。whereverが条件節を導くのに対し、everywhereは「すべての場所に(副詞)」という意味で節を取らない点が異なる。 |
対義語: nowhere、somewhere specific
6派生語・関連語
-
where
副詞・接続詞・代名詞
どこに、〜するところ(whereverの基幹語) -
wherever possible
熟語
可能な限りどこでも・できる限り(実用的頻出表現)
7コロケーション
- go wherever one likes(好きなところへどこでも行く)
- wherever possible(可能な限りどこでも)
- follow wherever S goes(〜の行くところどこにでも従う)
8確認テスト
“Take your umbrella. It rains wherever you go in this region.”
① あなたが行く特定の場所では雨が降ります
② あなたが行こうとするすべての場所で雨が降ります
③ あなたはどこかへ行くとき雨を降らせます
④ あなたが行きたい場所は雨でなければなりません
② が正解。wherever you go は「あなたがどこへ行っても」という包括的・普遍的な意味。この地域はあなたの行先に関係なくどこでも雨が降るという普遍的な事実を述べている。①は特定の場所に限定しており包括性がない、③④は意味が文脈にそぐわない。whereverのコアイメージ「場所の制限を取り払う」がそのまま現れた用法。
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