
A. 国公立併願の場合は最大4校、私立専願の場合は最大8校を目安に
第3回全統記述模試の受験が終わった10月中旬〜10月末の間に出願校を決め、11月から過去問演習に入ります。
国公立併願の場合、共通テスト演習も週1回やっていきますので、私立の過去問演習は週1回となります。共通テストと私立受験まで約3ヶ月(12週)あり、1大学あたり3回の過去問演習を行うと、4校まで対策可能です。
私立専願の場合、過去問演習は週2回、残り12週で1大学あたり3回の過去問演習をするとしたら、計8校の対策ができることになります。
これらを参考にして、最終的な出願校を決定してください。
私立併願校の決め方
河合塾の全統記述模試で偏差値が合格者平均を大きく上回る大学を「安全校」、合格者平均と同程度の大学を「適正校」、ボーダーラインから合格者平均に近い大学を「チャレンジ校」とし、1:2:1のバランスを保つのが理想です。
併願校選びのポイントと注意点
「チャレンジ校」「適正校」「安全校」の3カテゴリーを意識する
行きたい大学だけを選ぶのではなく、必ず「チャレンジ校」「適正校」「安全校」の3カテゴリーに分け、自分の出願校はどのカテゴリーに何大学ほど入っているを確認しましょう。
偏差値を確認する
感覚で出願校を選ぶのではなく、偏差値を必ず確認しましょう。もっとも信頼がおけるのは河合塾の全統記述模試です。ボーダー偏差値と同じになると合格率50%でC判定となります。これをチャレンジ校と考え、B判定を適正校、A判定を安全校として考えるとよいでしょう。
*松濤舎には「科目ごと」の「合格者の平均偏差値データ」があるため、さらに細かく分析して出願校決めを行なっています。一般の人は上記のようにざっくりと判断するとよいでしょう。
国公立と私立の併願校の違い
国公立受験生で私立併願をする人と、私立専願で私立併願する人で、考え方は変わりません。
模試の活用法と受験戦略
出願校選びでもっとも重視するのが模試の偏差値です。先に志望校のボーダー偏差値を調べておき、それを踏まえて何点くらい取るべきかをあらかじめわかった上で模試を解くとよいでしょう。
*偏差値と点数の関係は、「標準偏差」「平均点」が分かれば算出できます。調べてみましょう。
受験勉強のスケジュール管理法
スケジュール管理法については以下の記事が参考になります。
合格を目指すための過去問活用法
過去問の活用法については以下の記事が参考になります。
併願校の選定に役立つ参考書
併願校の選定に役立つ参考書はありません。最新の受験情報や募集要項を見て確定していく必要があります。
ただし、募集要項は非常に見づらく、国公立・私立ともに毎年大きく入試方式が変わることがあります。
いくら成績が取れていても出願校選び一つで合否が大きく左右されますので、プロを頼った方がいいと考えています。
受験生のメンタル管理とモチベーション維持
以下の記事を参照ください。