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Q. 内職はすべきですか?

A. 効率が悪いため、できるだけ避けましょう。

内職は集中しづらく、効率が悪いため、できるだけ避けるべきです。

どうしても必要な場合は、不要な授業中に内職をしても構いません。ただし、効率が悪いことを認識した上で行うべきです。

内職を避ける理由とその影響

シンプルに効率が悪いからです。特に入試で使う科目の授業で内職するのは非効率なのでやめましょう。入試では使わない科目の授業であれば効率が悪くてもやるという判断をすることもありますが、基本的には「その授業中にできるだけ覚えようとして、家に帰ってからの時間は入試で使う科目の勉強に充てる」とするのがベターです。

効率的な学習方法とは?

「内職が非効率なら、効率な勉強とは?」ということになるわけですが、当然ながら気が散るものがない環境がまずは必要になります。勉強中は無音がベストであることが科学的に知られていますので、ノイズキャンセリングイヤホンなどを使ってノイズをシャットダウンして勉強するのがいいです。

「効率的な学習法 ≒ 問題集の正しい使い方」とほぼ言い換えられるので、問題集の使い方は松濤舎の記事を参考にしてみてください。

参考記事

授業中の内職のリスク

授業中の態度が悪いことが評定に響くというリスクもあります。先生からの心象が悪くなることはいいことではないので、そういったリスクもあることを理解しておきましょう。

集中力を保つためのテクニック

集中力は、切れるときは切れるし、集中できるときは集中できます。つまり、ほぼアンコントローラブルです。やれることがあるとすれば、「集中力が下がりづらくすること」で、最も重要なのは「いまやるべきことが明確で、それに強く納得している状態を作ること」です。

そのために松濤舎の指導方針を参考にしながら、受験の原理原則から理解し、正しく組み立てていきましょう。

隙間時間を有効活用する方法

内職をするのは隙間時間を有効活用したいという気持ちの表れだと思います。隙間時間にできることはたくさんあり、代表的なものが単語暗記です。英単語や古文単語の暗記をすることが挙げられます。また、リスニングも隙間時間にやるのに適しています。

ただし、隙間時間は集中できないことも多いですし、まとまった時間をしっかり確保し、机に向かって勉強する方がよっぽど効率的です。隙間時間に勉強することにとらわれ、最も重要な「まとまった時間を机に向かって勉強する」ということが疎かにならないよう注意が必要です。

内職をする場合の注意点

それでも内職をする場合にアドバイスができるとしたら、インプットよりもアウトプット、つまり「すでに持っている知識を使って、新しい問題が解けるか」を試す時間にした方がいいということです。繰り返しになりますが学習効率は下がるので、例えば数学の応用問題がその時間内に解けるか(=20分や25分などと区切って授業中に解けるか確認する)などをするといいでしょう。集中しづらい環境で問題を解く練習になるかもしれません。

が、結局は内職時間でやれることは限られていますし、この時間が有効に使えたかどうかが合否を分けるようなことはほぼありません。合格する人は内職せずに合格しますし、落ちる人は内職をしても落ちます。

その程度のものだと考えておいてください。