boost
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は11冊に掲載されています。
1コアイメージ
boostのコアイメージは「下から勢いよく押し上げる」こと。もともと方言で「後ろから押す」という意味で使われていた言葉で、すでに存在するものを下から支えてより高い位置・状態へ引き上げるニュアンスがある。ゼロから作り出すのではなく、あるものをさらに上に持っていく、という方向性がポイント。自信・士気・売上・速度など、あらゆる「数値や状態」を上昇させる場面に使われる。名詞としては「後押し、増強、上昇」を意味し、give a boost to〜(〜を後押しする)という形でも頻出。「背中を押してあげる」感覚を持つと、各意味が自然に理解できる。
2意味一覧
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動詞
(数値・レベルなどを)高める、増加させる
数値や状態を下から押し上げるコアイメージ通り、売上・生産性・スピードなどを上昇させるときに使う。 -
動詞
(人の気持ち・自信などを)後押しする、鼓舞する
精神的な「高さ(自信・士気)」を下から支えて引き上げるイメージ。物理的なものだけでなく、心理的な状態にも適用される。 -
動詞
(ロケット・信号などを)加速させる、増幅する
ロケットのブースター(booster)のように、推進力を追加して勢いを増すイメージ。技術的文脈で頻出。 -
名詞
後押し、増強、上昇(give a boost to〜)
押し上げる動作そのものを名詞化したもの。「ひと押し」という日本語がニュアンスに近い場面もある。
3例文
4よくある間違い・注意点
raiseやincreaseと混同しやすいが、boostは単なる数値の上昇ではなく「勢いよく・力強く押し上げる」というダイナミックなニュアンスが含まれる。increaseが淡々と増加することを指すのに対し、boostはポジティブな勢いや活力を伴うことが多い。
日本語の「ブースト」はゲームや工学寄りのイメージだが、英語のboostは経済・心理・スポーツなど日常の幅広い文脈で使われる汎用語。「自信をboostする」のような自然な用法を積極的に使えるようになろう。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| increase | 数値が上がるという事実を中立的に述べるだけで、勢いやポジティブな推進力のニュアンスはない。 |
| enhance | 質・価値・性能をより良くするイメージで、boostほど勢いや速度感はなく、より洗練・改善のニュアンスが強い。 |
| promote | 普及・昇進・推進といった意味合いが強く、外から働きかけて発展を促す。boostの「下から押し上げる力強さ」よりも穏やかで計画的なニュアンス。 |
| lift | 持ち上げる・気分を上げるなどの意味で近いが、liftは単に上へ移動させる動作であり、boostのような「追加エネルギーによる加速・増強」の含意はない。 |
対義語: dampen、undermine、reduce、hinder
6派生語・関連語
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booster
名詞
後押しするもの・人;ロケットブースター;(医療)追加接種(ブースター接種) -
booster shot
名詞
(ワクチンの)追加接種、ブースター接種
7コロケーション
- boost confidence(自信を高める)
- boost the economy(経済を活性化させる)
- give a boost to〜(〜を後押しする)
8確認テスト
“The coach’s halftime speech boosted the players’ morale, and they came back to win the game.”
① 選手たちの士気を落とした
② 選手たちの士気を和らげた
③ 選手たちの士気を高めた
④ 選手たちの士気を確認した
③「選手たちの士気を高めた」が正解。boostのコアイメージは「下から力強く押し上げる」であり、落ちていた士気(morale)を力強く引き上げた結果、逆転勝利したという流れが自然。①はdampen/undermine、②はcalm/ease、④はconfirmに対応する訳で、boostの「上へ押し上げる勢い」とは合わない。
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