furnish
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は11冊に掲載されています。
1コアイメージ
furnish のコアイメージは「何かが機能するために必要なものを揃えて提供する」こと。語源はラテン語 fornire(完成させる・備える)に由来し、「不足を補って完全な状態にする」という感覚が根底にある。「家具を備える」という意味は、まさに「住める状態にするために必要なものを揃える」行為。そこから転じて、人や組織に必要な情報・道具・資源などを「提供する・供給する」という意味も自然に生まれた。単なる「渡す」(give) とは違い、『それがあれば十分に機能する』という目的意識が伴うのが特徴。
2意味一覧
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動
(部屋・建物に)家具を備え付ける
「住むために必要なものを整える」というコアイメージの最も具体的な表れ。空っぽの空間を機能する生活空間にするために家具を揃える行為。 -
動
(必要なものを)供給する・提供する
「機能するために必要なものを揃えて渡す」というコアイメージが抽象的な場面にも適用される。情報・資金・機会など、相手が目的を果たすのに必要なものを届けるニュアンス。 -
動
(証拠・説明などを)与える・示す
法律・ビジネス文書でよく使われる。「議論や判断が成立するために必要な根拠を揃えて差し出す」という目的意識がコアイメージと一致する。
3例文
4よくある間違い・注意点
furnish は「家具(furniture)に関係する動詞」として記憶されがちだが、furnish が先に存在し furniture が派生した。「必要なものを整えて供給する」という意味を中心に覚えないと、情報や証拠を「提供する」文脈でこの単語が読み取れなくなる。
provide との混同に注意。provide は「あらかじめ用意して与える」という計画性が中心だが、furnish は「それがあれば目的が果たせる・機能する」という完成・充足の感覚が強い。また furnish は furnish A with B の形をとることが多く、provide A with B と構文が似ているため使い分けを意識すること。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| provide | 「あらかじめ準備して供給する」という計画性が強調される。furnish ほど「それがあれば機能が完成する」という充足感はなく、より中立的・汎用的。 |
| supply | 「不足しているものを補充・補給する」という反復・継続的なニュアンスが強い。furnish は一度きりの「整備」に近いのに対し、supply は継続的な「補給」のイメージ。 |
| equip | 「特定の目的・活動のために装備・道具を揃える」という意味で、furnish に最も近い。ただし equip は人や組織に能力・装備を与えるニュアンスが強く、furnish より具体的・実用的な道具に限られる傾向がある。 |
対義語: deprive、strip
6派生語・関連語
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furniture
名
家具(総称・不可算名詞)
-
furnished
形
家具付きの(a furnished apartment: 家具付きアパート) -
furnishings
名
(家具・カーテンなどの)室内調度品一式
7コロケーション
- furnish A with B(AにBを提供する・供給する)
- furnish evidence / information(証拠・情報を提供する)
- fully furnished apartment(完全家具付きアパート)
8確認テスト
The lawyer asked the client to furnish all relevant documents by Friday.
① 家具として飾る
② 購入して送付する
③ 提出・提供する
④ 保管しておく
③「提出・提供する」が正解。furnish のコアイメージは「必要なものを整えて渡す」であり、ここでは「裁判や交渉が機能するために必要な書類を揃えて差し出す」という文脈。家具とは一切関係なく、情報・文書の「提供」として使われているのが典型的な上級用法。①は語源のイメージに引きずられた誤答、②と④はコアイメージを捉えていない。
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