ambition
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は10冊に掲載されています。
1コアイメージ
ambitionの語源はラテン語のambitio(「周りを歩き回る」=票を集めるために有権者を回る)。そこから「地位・名声を得ようとする強い欲求」というコアイメージが生まれた。単なる「願望」ではなく、達成に向けて積極的に動こうとするエネルギーを含む点が特徴。ポジティブに使われれば「夢・大望・志」、ネガティブに使われれば「野心・野望」と訳し分けられる。日本語の「野心」という訳語は少し悪い意味を帯びるが、英語のambitionはむしろ中立〜肯定的なニュアンスで使われることが多い。「この目標を成し遂げたい」という強い内的エネルギーがコアにある。
2意味一覧
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名
野心・大望・志(強く達成したいという欲求)
高みへ向かう強い欲求というコアイメージそのもの。文脈によってポジティブ(夢・志)にもネガティブ(野心・野望)にも訳せる。 -
名
具体的な目標・夢(達成しようとしている特定の事柄)
「高みへの欲求」が特定の対象に向けられると、「〜したいという夢・目標」という意味になる。My ambition is to… の形でよく使われる。 -
名
意欲・向上心(ポジティブな文脈での一般的なやる気)
He has no ambition.(彼には意欲がない)のように、達成しようとする内的エネルギー全般を指すこともある。日本語の「野心」より広い用法。
3例文
4よくある間違い・注意点
「野心」という日本語訳を唯一の意味と思い込みがち。実際には肯定・中立的な文脈での使用が多く、My ambition is to study abroad.(留学したいというのが私の夢だ)のように「夢・目標」と訳すべき場合が多い。文脈によって訳し分けることが重要。
名詞のambitiousと混同するミスに注意。ambitiousは形容詞で「野心的な・向上心のある・意欲的な」。an ambitious planは「壮大な計画」という意味になる。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| aspiration | 高い理想・崇高な目標への「あこがれ・熱望」というニュアンスが強く、ambitionより精神的・純粋なイメージ。社会的地位よりも理想の実現を指すことが多い。 |
| desire | 単純に「〜したいという欲求・欲望」で、対象は地位・名声に限らない。ambitionのように「積極的に動こうとするエネルギー」は含まない。 |
| drive | 目標に向かって突き動かされる内的な衝動・原動力を指す。ambitionより本能的・衝動的なニュアンスがあり、抽象的な欲求というより行動につながるエネルギーを強調する。 |
対義語: indifference(無関心)、contentment(現状への満足)
6派生語・関連語
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ambitious
形容詞
野心的な・向上心のある・(計画などが)壮大な
-
ambitiously
副詞
野心的に・意欲的に
7コロケーション
- have an ambition to do(〜したいという野心/夢を持っている)
- fulfill one’s ambition(野心/夢を実現する)
- burning ambition(燃えるような野望・強い向上心)
8確認テスト
Despite coming from a poor family, she never lost her ambition to become a doctor.
①野望 ②野心 ③夢・志 ④欲張り
③が正解。貧しい家庭出身でも「医師になりたいという気持ちを失わなかった」という文脈では、ポジティブなコアイメージが前面に出る。「野望・野心(①②)」は悪い意図や権力欲を連想させる日本語であり不自然。ambitionは達成したい具体的な目標を指す場合、「夢・志・目標」と訳すのが最も自然。
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