vulnerable
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は10冊に掲載されています。
1コアイメージ
vulnerableはラテン語の「vulnus(傷)」を語源とし、文字通り「傷を受けやすい状態にある」というコアイメージを持つ。物理的な防御が欠けているだけでなく、心理的・社会的・構造的な意味での「守りのなさ」も含む。重要なのは、単に「弱い」というよりも、外からの攻撃や危害が届きやすい状態、つまり「盾を失ってさらけ出されている」感覚だ。小動物が天敵にさらされている場面だけでなく、サイバーセキュリティの穴、心に傷を持つ人の繊細さ、経済的弱者の不安定な立場など、あらゆる文脈で使われるのはこのコアイメージが根底にあるからである。
2意味一覧
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形容詞
(物理的に)攻撃されやすい、無防備な
防御の壁がなく外部の脅威に「傷口がむき出し」になっている状態。捕食者や敵に対して使われる典型的な用法。 -
形容詞
(精神的・感情的に)傷つきやすい、繊細な
心の防御が薄く、他者の言葉や状況に「傷を受けやすい」状態。感情的なむき出しさを表す。 -
形容詞
(社会的・構造的に)脆弱な、弱い立場にある
社会的保護の欠如により危害や不利益が及びやすい状態。高齢者・子ども・貧困層などに対して使われる。 -
形容詞
(システム・組織が)セキュリティ上の脆弱性を持つ
IT・安全保障の文脈で、システムの「守りの穴」から攻撃や侵入が可能な状態を指す。
3例文
4よくある間違い・注意点
「weak(弱い)」と混同しがちだが、vulnerableは弱さそのものではなく「外部の危険が届きやすい無防備な状態」を指す。筋肉質なアスリートでも、急所がさらされていればvulnerableになれる。
be vulnerable to ~(〜に対して脆弱である)という前置詞toとのコロケーションを忘れないこと。atやforは使わない。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| susceptible | 「影響を受けやすい体質・性質」に焦点があり、病気や感情への反応のしやすさを指すことが多い。vulnerableより中立的なニュアンス。 |
| exposed | 「外にさらされている」という物理的・視覚的イメージが強く、脅威に直接さらされている状況を指す。vulnerableより一時的な状態に使われやすい。 |
| fragile | 「壊れやすい・もろい」という物質の性質に近く、少しの衝撃でもダメージを受けることを強調する。vulnerableより「弱さそのもの」に焦点。 |
対義語: invulnerable、resilient、protected、secure
6派生語・関連語
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vulnerability
名詞
脆弱性、傷つきやすさ -
invulnerable
形容詞
傷つかない、無敵の -
vulnerably
副詞
脆弱な形で、傷つきやすい状態で
7コロケーション
- be vulnerable to ~(〜に対して脆弱である・攻撃されやすい)
- vulnerable population / vulnerable groups(脆弱な集団・弱者層)
- feel vulnerable(傷つきやすい・無防備な気持ちになる)
8確認テスト
“The new software update left the system vulnerable to cyberattacks.”
① このシステムはサイバー攻撃に強くなった
② このシステムはサイバー攻撃を受けやすい状態になった
③ このシステムはサイバー攻撃を自動的に防ぐようになった
④ このシステムはサイバー攻撃の原因になった
②が正解。vulnerableのコアイメージ「守りがむき出しになった状態」がIT文脈で現れた例。left A vulnerable to Bで「AをBに対して脆弱な状態のままにした」という意味になる。アップデートによって逆に防御の穴が生まれてしまったというセキュリティ分野での典型的な使い方。
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