surplus
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は9冊に掲載されています。
1コアイメージ
surplusはラテン語の「super(超えて)+ plus(より多く)」に由来し、「必要量・消費量・収入などを超えてあふれ出た部分」がコアイメージ。単なる「多い」ではなく、基準となる量(需要・支出・必要量など)がすでに前提として存在し、それを上回った「余り分・黒字分」を指す。経済学では「供給が需要を上回った余剰」、財政では「収入が支出を上回った黒字」を意味し、形容詞として「余った・余剰の」という意味にも使われる。「ただ多い」のではなく「使い道や必要量に対して余っている」という文脈依存のニュアンスが重要で、ここが excess や abundance との根本的な違い。
2意味一覧
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名詞
余剰、余り分(需要・必要量を超えた分)
必要量という基準を超えてあふれ出た部分。モノが「使われずに残った分」というコアイメージがそのまま表れている。 -
名詞
(財政・貿易の)黒字、超過額
支出・輸入額という基準を収入・輸出額が上回った「あふれ出た金額」。budget surplus(予算黒字)やtrade surplus(貿易黒字)のように経済・財政文脈で頻出。 -
形容詞
余った、余剰の、過剰な
「必要量を超えてあふれ出た」状態を名詞の前に置いて修飾する用法。surplus goods(余剰品)のように使う。
3例文
4よくある間違い・注意点
surplus・excess・abundance はいずれも「多い」を意味するが、surplusは必ず「基準量・必要量が前提にある」のが特徴。excessは基準を超えた「超過・行き過ぎ」、abundanceは基準を問わず「豊かに十分ある」状態。たとえばan abundance of foodは「食べ物が豊富」だが、a surplus of foodは「需要を上回って余っている食料(食料余剰)」というニュアンス。
財政・経済文脈では surplus=「黒字」と訳すが、日常文脈では「余り」と訳す。文脈によって日本語訳が変わることを意識しよう。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| excess | 「限度・基準を超えた超過分」。surplusより否定的なニュアンスが強く、「過剰・行き過ぎ」の意味合いを持つことが多い。 |
| abundance | 「豊かな量・十分以上あること」。基準量の前提がなく、ただ「豊富に存在する」という肯定的なニュアンス。 |
| glut | 「(市場の)供給過多、飽和状態」。surplusより規模が大きく市場が飽和するほどの過剰供給を指す。 |
| remainder | 「残り、残余」。使った・消費した後に残ったものを指し、surplusより中立的で経済的含意が薄い。 |
対義語: deficit(赤字、不足)、shortage(不足、欠乏)
7コロケーション
- budget surplus(財政黒字)
- trade surplus(貿易黒字)
- surplus of + 名詞(〜の余剰・余り)
8確認テスト
“The country’s trade surplus has grown significantly over the past decade.”
① その国の貿易の余剰品は過去10年で大幅に増えた。
② その国の貿易黒字は過去10年で大幅に拡大した。
③ その国の貿易不足は過去10年で大幅に深刻になった。
④ その国の貿易量は過去10年で大幅に増加した。
②
【解説】trade surplusは「輸出額が輸入額を上回った余剰分」=「貿易黒字」。surplusのコアイメージ「基準量(輸入額)を上回ってあふれ出た分」が財政・貿易の文脈では「黒字」という日本語に対応する。①の「余剰品」は物品的なニュアンスで不自然、③は逆の意味(deficit)、④は単なる量の話で surplus の意味からずれる。
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