communicate
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は8冊に掲載されています。
1コアイメージ
communicate の語源はラテン語の communis(共通の)で、community(共同体)や common(共通の)と同じ根を持つ。コアイメージは「情報・気持ち・意味などを共有できる状態にする」こと。一方的に「送り込む」ではなく、送り手と受け手の間に「共通の理解という空間」を生み出すプロセスを表す。だから「伝える」だけでなく「伝わる」「通じ合う」「連絡を取り合う」など双方向のニュアンスが生まれる。また感情や雰囲気が相手に「伝わる」という自動詞的用法も、この共有のイメージから自然に説明できる。
2意味一覧
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動詞(他動詞)
(情報・考えを)伝える、伝達する
自分の頭の中にある情報を相手と「共有できる状態」にする行為。単なる発信ではなく、理解が相手に届くことまで含意する。 -
動詞(自動詞)
連絡を取る、通信する
二者間で情報の共有空間を継続的に維持する行為。「定期的に連絡を取り合う」のように双方向性が前面に出る。 -
動詞(自動詞)
(気持ち・雰囲気などが)伝わる、通じる
言葉以外のもの(表情・音楽・絵など)が受け手の心に共有される状態になること。主語が「人」ではなく「感情や作品」になることも多い。 -
動詞(自動詞)
(部屋などが)つながっている
空間どうしが「共通の出入り口」を持ち行き来できる状態。物理的な共有空間のイメージがそのまま転用されている。
3例文
4よくある間違い・注意点
「伝える」と訳したくなるあまり他動詞としか考えないのは危険。自動詞で「伝わる・通じる」という意味になる場合も多く、The actor communicated well.(その俳優は表現が伝わった)のように主語が人でも自動詞になれる。
tell / say / speak との混同に注意。tell は情報を一方的に届けること、say は言葉を発すること、speak は音声言語を使うこと。communicate は「理解が共有されるプロセス全体」を指すため、より広い概念で双方向性を持つ。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| convey | 「運んで届ける」イメージで一方通行。意味や感情を相手に届けることに焦点があり、双方向のやり取りは含まない。 |
| transmit | 電波・信号・病気などを「送信・伝播する」技術的・物理的な一方向の転送。communicateより機械的で冷たいニュアンス。 |
| interact | 双方向性は強いが「影響し合う・交流する」が中心で、情報・意味の共有というよりも行動や反応の相互作用を指す。 |
対義語: conceal、withhold
6派生語・関連語
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communication
名詞
コミュニケーション、伝達、通信
-
communicative
形容詞
話し好きな、情報を共有しようとする、コミュニケーション能力のある -
communicable
形容詞
(病気が)伝染する、(考えが)伝えられる -
communication skills
名詞句
コミュニケーション能力
7コロケーション
- communicate effectively(効果的に意思疎通を図る)
- communicate with A(Aと連絡を取る/Aに気持ちを伝える)
- communicate A to B(AをBに伝達する)
8確認テスト
“His paintings communicate a deep sense of loneliness.”
① 彼の絵は深い孤独感を通信している
② 彼の絵は深い孤独感を伝えている
③ 彼の絵は深い孤独感と連絡を取っている
④ 彼の絵は深い孤独感を命令している
② 。主語が「絵画」という無生物で、感情が見る人に「共有・伝達される」という自動詞に近い他動詞用法。communicate の「共有の空間をつくる」コアイメージから、芸術作品が鑑賞者に感動を届ける文脈では「伝えている」「感じさせる」が最も自然。①は直訳すぎて不自然、③④は文脈から完全にずれている。
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