nationality
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は7冊に掲載されています。
1コアイメージ
nationalityのコアイメージは「ある国家(nation)への帰属性・所属関係」である。nationは単なる「国」ではなく、言語・文化・歴史を共有する「国民的まとまり」を指す。そこにity(状態・性質)が加わることで、「特定の国に属している状態・その性質」を表す。法律的な意味での「国籍」(どの国のパスポートを持つか)が最も一般的な用法だが、「出身民族・国民としてのアイデンティティ」というニュアンスも持つ。そのため、国籍と民族が一致しない場面では、どちらの意味で使われているかを文脈から読み取る力が求められる。
2意味一覧
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名詞
国籍(法律上どの国に属しているか)
国家への帰属状態を法的に示したもの。パスポートや市民権に紐づく最も一般的な用法。 -
名詞
国民・民族としてのアイデンティティ・出自
法的な国籍ではなく、文化・言語・歴史を共有するグループへの帰属感を指す用法。多民族国家の文脈でよく使われる。 -
名詞
国家(集合的な意味での民族集団)
nationをベースに、「まとまった民族・国民集団そのもの」を指す古語・書き言葉的な用法。
3例文
4よくある間違い・注意点
「nationality=国籍(パスポートの国)」と単純に覚えてしまうと、民族的アイデンティティを指す文脈で意味を取り違えやすい。例えば多民族国家では、legal nationalityとethnic nationalityが異なることがあるため、文脈を丁寧に読む必要がある。
citizenshipとの混同に注意。citizenshipは「市民権・公民権」という法的権利・資格に焦点があるのに対し、nationalityは「どの国に属しているか」という帰属関係そのものを指す。両者が異なるケース(例:無国籍者がいる国での市民権取得)もある。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| citizenship | 市民としての法的権利・資格(投票権・社会保障など)に焦点。nationalityが「帰属関係」ならcitizenship は「それに伴う権利の束」に近い。 |
| ethnicity | 民族的・文化的・人種的出自を指す。nationalityが国家への帰属なのに対し、ethnicityは国境を超えた民族集団への帰属感を表す。 |
| origin | 出身・出自という出発点を示す語。nationalityよりも広く、地域・家系・文化的背景全般を指せる。 |
対義語: statelessness(無国籍状態)
6派生語・関連語
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nation
名詞
国家・国民(言語・文化を共有するまとまり)
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national
形容詞・名詞
国家の・国民的な/自国民
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nationalize
動詞
国有化する・帰化させる -
nationalism
名詞
国家主義・民族主義 -
internationally
副詞
国際的に
7コロケーション
- dual nationality(二重国籍)
- acquire / obtain nationality(国籍を取得する)
- nationality of different nationalities(さまざまな国籍の〜)
8確認テスト
“The form asked for name, date of birth, and nationality.”
①その人物の有名度
②出生地
③国籍
④職業
③国籍。フォーム(書類)の記入欄としてname(氏名)・date of birth(生年月日)と並べられているため、法的な帰属国を示す「国籍」が最も自然。nationalityのコアイメージ「どの国に属しているか」がそのまま当てはまる文脈である。
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